井戸敏三知事は22日の県議会本会議で、県内を自転車でめぐるイベントの開催について、「課題もあるが挑戦したい」と意欲を示した。石井秀武議員(ひょうご県民連合)が質問の中で他県の事例を挙げ、「『ツール・ド・ひょうご』として開催してはどうか」と提案したことを受けて答弁した。 井戸知事は答弁で、県内を縦断する日本標準時子午線を豊岡市まで北上するコース案や、但馬や播磨など旧五国をめぐるアイデアを披露。交通対策などの課題があるとした上で「明石海峡大橋を組み込めば世界的なサイクリングコースになる」と強調した。 県内ではこれまで、淡路島を1周する「淡路島ロングライド150」や、丹波市と篠山市をめぐる「ツール・ド・丹波」などの自転車イベントが開催されている。また、自転車で各地を観光する「サイクリングツーリズム」人気の高まりを受け、県は来年度中に「ひょうごサイクリングモデルルート」を設定するほか、道路改修や案