ルワンダの首都・キガリの朝は早い。午前6時になると、「モト」と呼ばれるバイクタクシーが営業を始め、午前7時には学校や仕事が始まる。通りは清潔で活気にあふれ、とても「虐殺」があった国とは思えない。「フツ族」と「ツチ族」の対立によって、1994年4月からの約100日にルワンダではおよそ80万人もの人々が命を奪われた。「ルワンダ虐殺」から25年。男たちが殺し合った日々を経て、ルワンダ社会は様変わりし、女性の社会進出が世界第6位と評されるようにもなった。虐殺から女性の進出へ――。日本ではいまだに「虐殺」のイメージが強い国の「いま」を知るため、女性たちを訪ね歩いた。(文・写真:ニシブマリエ/Yahoo!ニュース 特集編集部)