交際女性を殺害したとして、大阪府警阿倍野署の元巡査長(27)=懲戒免職=が殺人罪で起訴された事件で、遺族に面会した署長(60)が「なぜこういうトラブルになるのか」と発言し、「ひとごとのようだ」と反発を招いている。 元巡査長は大阪市内で女性(当時23)を殺したとして1月25日に逮捕された。元巡査長は既婚者だった。 遺族によると、2月5日、署長の要望で捜査本部で初めて面会した。署長は「言葉は悪いかもしれないが、結婚して幸せの絶頂期におるやつ(被告)がなぜこういうトラブルになるのか」と発言。遺族が抗議すると「言葉を間違えました」と撤回したという。 また、「私も悪いですが、まずおわびを言うのは被告の両親ではないか」とも発言。すぐに謝罪に来なかったことについては「毎日100件以上の苦情があり、署員の士気を下げたくなかった。署ですべきことは別にあると思って行けなかった」と述べたという。 署長は