開発の生産性を高める新たな視点〜開発生産性フレームワークSPACE〜 での登壇資料です

自社ソフトウェアプロダクトを内製する組織であっても、開発チームがそれをどうやって作り上げているか、開発者ら以外にとってはブラックボックスであり、不可視です。それだけに、開発チームのパフォーマンスや内部状況の良し悪しは、各々の主観や興味によって、不統一な認識を持ってしまうことも多いでしょう。そしてそのような認識のばらつきは、開発する当人たちにとっても実は同じです。 しかし、例えブラックボックスであっても、自動車のダッシュボードのように様々な指標によってその内部が数値化され、可視化されていれば、チームのパフォーマンスに統一的な認識を持たせやすくなります。 本記事では、どのような指標を可視化すべきか、その代表的なものについて取り上げます。 リードタイム(開発、製造)リードタイムは、開発項目ごとの作業期間を計測したもので、短いほど優れていることを示す指標です。計測対象となるプロセス全体を「開発」と
目標設定KPIKGIMBOOKRアジャイルSMARTの法則 こんにちは、たむらです。今回は、目標設定に関するお話です。 皆さんの会社では「目標設定」がありますか?また、それにどの様に取り組んでいますか?評価に係わるから頑張ろうと思う人もいれば、毎年目標設定を憂鬱に感じる人もいるのではないでしょうか。 今回は、会社の目標そのものを分解しつつ、会社の目標や自身の目標にどの様に取り組んでいけば良いのかを考えてみたいと思います。 会社でよくある目標設定 デファクトスタンダードなMBO さて、企業の目標設定というと、MBO(Management by Objectives)がまず真っ先に出てくるかと思います。P・ドラッガーが提唱した手法で、「マネジメント層からの指示ではなく、自己管理によるマネジメント」により業務の効率化・利益の向上といった会社のニーズ達成と、従業員の能力・モチベーションの向上の両取
LeanとDevOpsの科学の著者の一人であるNicole Forsgren氏が著者に入っているThe SPACE of Developer Productivity: There's more to it than you think - Microsoft Researchで提唱されているSPACEについて 以下記事も Four Keysだけじゃない開発者生産性フレームワーク 開発生産性の可視化フレームワークであるSPACEを活用するために、どのようなメトリクスをどう取得するかについて考えてみる 要約 SPACEは開発者の生産性を計測するためのフレームワーク 推奨されている測定指標のカテゴリ(本文ではディメンションと定義)の頭文字 satisfaction and well being performance activity communication and collaborati
経済産業省は、我が国企業がデジタルトランスフォーメーション(DX:Digital Transformation)を加速するため、DXレポート2(中間取りまとめ)を補完する形で、デジタル変革後の産業の姿やその中での企業の姿を示すとともに、今後の政策の検討を行い、『DXレポート2.1(DXレポート2追補版)』として取りまとめましたので公表します。 1.研究会開催の背景 経済産業省では、2018年9月に「DXレポート~ITシステム「2025年の崖」の克服とDXの本格的な展開~」を公表して以降、DX推進ガイドラインやDX推進指標を、そして2020年12月に「DXレポート2(中間取りまとめ)」を公表し、我が国企業のDXの推進に資する施策を展開してきました。 「DXレポート2」においては、「ユーザー企業とベンダー企業の共創の推進」の必要性を示しました。また、企業がラン・ザ・ビジネスからバリューアップへ
こんにちは。id:shiba_yu36です。MackerelチームでWebアプリケーションエンジニアをしています。最近の開発合宿で、id:syou6162やid:polamjagと一緒に、社内の全チームの開発パフォーマンスを表す指標をGitHubのPull Requestから可視化し、開発チームの改善に活かせるようにしました。今回はその紹介をします。 説明するサンプルコードは、次のレポジトリで公開しているので参考にしてください。ここではGitHubのhatenaオーガニゼーションで集計していますが、forkして少し手直しすれば、別のオーガニゼーションの集計も可能になっています。 hatena/pull-request-analysis-sample 開発チームの改善におけるいくつかの課題感 開発チームのパフォーマンス指標に何を使うか 4つの指標のうち何からまず集計するか 変更のリードタイム
こんにちは! LIFULLのSETエンジニアのRueyです! 今年の3月にISTQBの自動化エンジニア資格 CTAL-TAE(Advanced Level Test Automation Engineer)を取得しました。TAEの勉強で自動テストの効果を測るメトリクスが幾つかあることが分かりました。その中で工数を測るメトリクスをEMTE(Equivalent Manual Test Effort)単位で表現することが推奨されています。しかし、その時は説明を見てもこれに換算すれば何か嬉しいか分かりませんでした。 ちょうどある開発グループで自動テストを導入する案件がありましたので、実際のプロジェクトでメトリクスを計測し検証してみました。様々な知見が得られたので、今回はこの単位の紹介と使用例を紹介したいと思います。 目次 はじめに 自動テストのメトリクス EMTEとは EMTEを使って表すことが
2. レコメンデーション 満足度と同じように、レコメンデーション もUXを測定する有効な尺度です。言うまでもなく、素晴らしい体験をしたユーザーはそのプロダクトやサービスを誰かにすすめる可能性が高いでしょう。したがって、レコメンデーションの可能性を測定することが、ビジネスの世界で流行しているのも驚くべきことではありません。レコメンデーションの測定には、主にネットプロモータースコア(NPS)が使われています。 NPSは非常にシンプルな方法です。のちに述べますが、シンプル過ぎるとさえ言えるでしよう。次のような1つの質問をすることで、NPSを計算することができます。これにより、顧客がどれだけプロダクトやサービスに強い愛着をもっているかを知ることができます。 このコンセプトは非常に魅力的に見えますが、Jared Spool氏が素晴らしい記事『NPSの弊害と、それに対してUXの専門家ができること』の中
マーケティングを20年やってきて、それなりに、というか、かなり効果測定には向き合ってきた自負があります。 広告やマーケティング効果測定に関する本はだいたい読んだし、大学の先生たちとディスカッションを重ねたこともあります。 宣伝会議の広告効果測定講座や広報効果測定講座でも過去8年以上に渡って延べ1,000人以上の実務家へ問いを投げかけてきましたし、多くの企業で効果測定に関するコンサルティングも手掛けてきました。 その上で、「効果測定」(=マーケティング効果の検証)というテーマは、まるで出口のない深い森のように感じます。 でも、このテーマにちゃんと向き合わないと、これからより一層、ROI検証が厳しくなるこの世界で、誠実な仕事に取り組めないとも思います。 ということで、今回はこの難しいテーマを(体力の続く限り)まとめてみます。 商品が生まれて店頭に並びお客さんに買ってもらうまでには基礎研究や応用
コミュニティ内の「コメントの多すぎる人」を封じ込めてはいけない。DeNAの配信アプリ「ポコチャ」100万ダウンロードまでの試行錯誤、アプリ運営で大事にしている指標 ライブ配信アプリ「Pococha(ポコチャ)」を運営するDeNAさんにお話を伺いました。ダイジェスト版は漫画でまとめています。 ・DeNA 水田大輔さん(https://www.facebook.com/mizuta.daisuke) ・Pococha(https://www.pococha.com/) ※ 最近カラオケ機能がついたので、ぜひつかってみてくださいとのこと。 以下、note購読者向けに、インタビューの「テキスト+図解版」の詳細記事を配信しています。 ----- ※ 株式会社ディー・エヌ・エー 水田大輔さん ◎ 1、プライベートSNSが広まりにくい理由水田さんはDeNAでポコチャをつくる前、起業してアプリをつくってい
パフォーマンス向上や戦略実行力につなげるための目標管理方法として、「OKR」が注目を浴びています。GoogleやFacebook、Amazonなど名だたる企業で採用されている、企業経営者に必須の目標管理の最新フレームです。組織における目標共有やコミュニケーション強化に課題を感じている経営者にとって、ヒントとなる考え方をお伝えします。 OKRが生まれた背景 OKRは、組織、チーム、個人の「目標と主要な成果(Objectives and Key Results)」に焦点を当て、全従業員に優先順位を明確に示すことで、目標達成に向かう足並みをそろえるアプローチです。 考案したのはIntelの元CEO、アンディ ・グローブ氏です。当時、組織改革の一環として従業員が優先度に応じて仕事に専念できる方法を模索していたグローブ氏は、「ペースの速いビジネス環境に合わせ、目的をより頻繁に設定する必要がある」と考
『MarkeZine』が主催するマーケティング・イベント『MarkeZine Day』『MarkeZine Academy』『MarkeZine プレミアムセミナー』の 最新情報をはじめ、様々なイベント情報をまとめてご紹介します。 MarkeZine Day
調査会社と一緒に、TikTokほか動画サービス4社の推奨度の調査を、勝手にやったので公開メモ。先日、THE GUILDとしての仕事のほうで、テスティーという、リサーチ会社の顧問となりました。ティーンエイジャーに特につよい、ネットリサーチ会社です。 で「一緒にやるなら、せっかくだからNPS®調査の商品作って欲しいんですよ」と、無茶なおねだりしたら…実験的にアンケートをしてくれました。 以下は、NPS®アンケートをベースに、THE GUILDデータ部のみんなによる分析です。サンプル数は200-400人程度。対象はTikTokと、競合A、B、Cの3アプリ。内容は推奨度の調査(NPS®調査)となります。 そもそもNPS®調査とはNet Promoter Score(System)の略です。簡単にいうと、「そのサービスを熱心に勧める人、批判する人はどれくらいいるのか?」を測る調査です。 海外では、A
こんにちは!Wantedly CFOの吉田です。 前回の記事では、SaaS企業の管理会計(の一端)として、SaaSの収益のモデリングについてお伝えしました。 SaaS企業の管理会計って?SaaSの収益予測モデルをさくっと作ってみる(テンプレ付) | Wantedly Corporate Team Blog こんにちは!Wantedly CFOの吉田です。 前回の記事では、Wantedlyの経営管理のシステムやフローがどうなっているのかお伝えしました。弊社の現状をまとめただけではあったのですが、多数の反響を頂き驚きました。管理系も(出せる範囲で)どんどんオープンにして、業界内でも知見を共有していく文化をつくっていきたいですね! ... こういったモデリングは株式アナリスト時代�に学ばせてもらいましたが(素晴らしい上司・諸先輩方に感謝!)SaaSについては弊社に入ってから学んでいます。 書籍も
こんにちは、技術部の長(@s_osa_)です。 先日、新卒の総合職・デザイナー向けに技術基礎研修を行ないました。 そこで研修をするにあたってどのようなことを考えて何をしたか、担当者の視点から書いてみようと思います。 なぜやるのか 研修を担当することになったとき、はじめに「なぜやるのか」「この研修の目的は何なのか」を考え直してみました。 ぼんやりとした「技術についても少しは知っておいてほしい」という気持ちはありましたが、研修内容を考えるにあたって目的を明確にする必要がありました。 研修を受けてもらうのは総合職・デザイナーの人たちです。 エンジニアに対して技術研修があるのは自然ですが、技術職ではない人たちに技術研修を受けてもらうのには然るべき理由があるはずです。 理由の言語化を試みたところ、「研修を受ける人たちは技術職ではないが、テクノロジーカンパニーの一員であることに変わりはない」というとこ
2013/05/18に#TokyoWebminingで話した資料です。 大人の都合でグラフの縦軸と横軸がありません。 基本的には横軸は時間(day)と、縦軸はUUです。Read less
中長期のための大きなデザインも大事だけど、そのために日々の改修が犠牲になってはならない(その逆は言語道断)。そんなわけで、しばらくの間は、1〜2日で終わる小さな改修を、コンスタントにnoteチームに提案したいなぁと考えている。 もちろん、「リソースが許せば」だけれども。なぜならpiece of cakeにはまだデザイナーが1人しかいないことだ。そんなわけで、中長期でどういうチームを作るべきかウンウン唸っている。 並行して走るスロットが3-4つ欲しい理想を言えば、デザイン/開発リソースを3つのグループにわけたい。「大局リソース」、「開発リソース」、「カイゼンリソース」の3つだ。これらはそれぞれ独立しているのが望ましい。複数のレイヤーを1人のスタッフが兼任していると、どれかが忙しくなると、他の全てがストップしてしまうからだ。 大局リソース ガイドライン、コンポーネントなど、会社全体にストックさ
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