Innovative Tech: このコーナーでは、テクノロジーの最新研究を紹介するWebメディア「Seamless」を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 電気通信大学の研究チームが2019年に発表した「PortOn」は、机や床など光沢のある平面上に置くだけで、裸眼で視認可能な直立の空中像(CGキャラクター)を表示できる光学ディスプレイだ。 光学シースルーHMD(Head Mounted Display)やスマートフォン、大型装置を必要としないため気軽に使え、不特定多数が集まる公共の場所にも適している。 本体はボックス型で持ち運び可能な大きさ、既存の光沢平面に置いて使用する。ディスプレイ、鏡、再帰透過光学素子、視界制御フィルム、光沢平面で構成され、全てボックス内に収まっている。
SF映画だけでなく、アニメやドラマなどでも目にする機会が多くなった空中ディスプレイの操作シーン。 この技術は空想の物ではなく、多くの企業によって様々な製品に組み込まれはじめて実用化が進んでおり、現実のものとなっています。 筆者は、2016年からこの空中ディスプレイ(空中結像技術)のシステム化に取組み、様々な製品や事業の立ち上げやサービス開発、技術提供を行ってきました。 2019年には、3DCGで作成したVtuberを空中ディスプレイによって空中上に浮かび上がらせ、ユーザーとVTuberが握手できるできるようなホログラム映像で可能になる体験システムを構築しています。 起業してからは2020年度と2021年度の2年にわたり、田園調布学園中等部・高等部で空中ディスプレイを用いたWebコンテンツ制作*1の特別講師として講義を行っています。 関連記事:田園調布学園の学園ブログ|「実践Webディレクシ
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