ことしの春闘で、労働団体の「全労連」は賃金の10%以上、月額で3万2000円以上の引き上げを求める方針を決めました。この要求は過去最高の水準で、物価の高騰から働く人の生活を守るため、ストライキを辞さない姿勢で臨むことにしています。 およそ70万人の組合員がいる労働団体の全労連は、23日に都内で記者会見を開き、ことしの春闘の方針を明らかにしました。 それによりますと、非正規で働く人を含む、すべての労働者の賃金について、定期昇給分とベースアップ相当分を合わせて10%以上、月額で3万2000円以上の引き上げを求めるとしていて、いずれも過去最高の水準だということです。 また、労使が協定を結んで決める「企業内最低賃金」については、時給1500円以上、月額22万5000円以上とするよう求める方針です。 さらに、働き方では ▽一日7時間、週35時間の所定労働時間を目指すとし ▽仕事を終えたあと、一定の休