※本記事は月刊「CGWORLD + digital video」vol. 311(2024年7月号)からの転載となります。 本作ではブレイバーンをはじめ、登場するロボットが3DCGで表現されているが、これらを制作したCG部は、3DCG歴3年未満の若手タッフが中心のチームだった。そんなスタッフたちが活躍できる環境やしくみを整えたのがCygamesPicturesのCG部のマネージャーでもある、3DCGディレクターの中野祥典氏だ。 若手中心のチームで制作、監督へのリスペクトが制作の重要なポイントに もともと大張監督の大ファンでもあった中野氏は、若手スタッフの中には大張監督を詳しく知らないメンバーがいることに最初は戸惑いもあったという。「けれど、若手メンバーのために過去の大張監督の作画やポージングのリファレンスを集めて共有しました。逆に若手だからこそ、監督には新しい提案ができたと思います」と、若
