日本原子力研究開発機構は22日、国際熱核融合実験炉(ITER)向けプラズマを維持するために必要な装置の電源を開発したと発表した。この成果により、従来技術に比べて360倍となる1時間にわたってプラズマを維持する環境づくりに成功した。原子力機構は開発成果をITERに適用する方針。これでITERの実現に向けて一歩前進した形だ。 原子力機構は日立製作所の協力を得て、碍子ブッシングを繊維強化プラスチック(FRP)の筒に絶縁ガスと一緒に封入した2重複合型絶縁ブッシングを世界で初めて開発。この機器が絶縁性能を飛躍的に高め、直流120万Vの超高電圧環境を1時間にわたって保つことに成功した。 (本紙2面より抜粋) >>ウェブサイトの記事はダイジェストです。より詳しいニュースは有料データベースでご覧いただけます