動いているものは何でも使え――というと極端だが、現在のPaaS(Platform as a Service)には便利なAPIやサービスが多数公開されており、利用しない手はない。中でも「業務をソフトウェア化したサービス」は業務のベストプラクティスが反映されており、利用価値は非常に高いといえるだろう。システムの独自機能はPaaS上で別途実装することになるが、問題は両者の連携。ここが容易でなければ開発生産性を落としてしまう。SaaS(Software as a Service)の宗家として、既製サービスと独自システムの連携に長く取り組んできたセールスフォース・ドットコムは、昨年12月3日~4日に開催した国内最大級のクラウドイベント「Salesforce World Tour Tokyo 2015」で、この問題を解決する2つのPaaSについて、開発事例を交えて解説した。 Force.com上の業務