山梨県は19日、富士北麓の青木ケ原樹海に対する自殺の名所というマイナスのイメージを払拭しようと、啓発ポスターとロゴを初めて作成した。樹海で自殺を図る人が多いとみられる東京、神奈川、千葉、埼玉の1都3県の公共施設や金融機関などと、県内の宿泊・観光施設に計400枚のポスターを配布する。 県障害福祉課によると、山梨県の昨年の自殺者は、県内に住む「住所地ベース」(厚生労働省・人口動態統計)で、前年比8人減の131人。人口10万人当たりの自殺死亡率は、全国平均を0・2ポイント下回る16・2だった。 これに対し、昨年に県内で見つかった「発見地ベース」(警察庁・自殺統計)の自殺者は、同10人減の182人。自殺死亡率は全国平均を5・1ポイント上回る21・9だった。 この結果について、同課は「県内4地域のうち、青木ケ原樹海がある富士・東部地域の自殺者数は、発見地ベースが住所地ベースを大きく上回っており、県外
サッカーのヴァンフォーレ(VF)甲府などが建設を訴えていた総合球技場(フットボール専用スタジアム)について、後藤斎知事はこのほど、「整備することを前提として検討に着手する」と、建設する方針を表明した。2016年度に検討委員会を設置し、具体的な検討に入る予定という。 総合球技場を巡っては、VFやサッカー、ラグビー、アメリカンフットボールの県協会が建設を求める署名活動を14年に始め、約9万6千人分を県に提出した。VFは、総合球技場が建設されれば、陸上競技場である現在の本拠・山梨中銀スタジアムより快適に観戦でき、頭打ちとなっている観客数の増加にもつながると期待している。 後藤知事は「県民に夢と感動を与える場になるとともに、交流人口(観光客)の拡大や地域経済への波及効果を創出すると期待される」とし、建設場所については、「小瀬スポーツ公園周辺を含めた、リニア駅近郊への整備を目指す」と話した。 課題は
静岡、山梨両県の間で県境が定まっていない富士山について、山頂が静岡県に属する地図を山梨県がインターネットで公開したままになっている。山梨県は、山頂が静岡県と表示された国土地理院の電子地図を改めるよう求めたばかりだが、自身が公開する地図も同様だった。しかも、すぐには直せないという。 この地図は「まっぷde山梨」(http://gis.pref.yamanashi.jp/webgis/?p=1)。地形や地質が分かる土地分類図など複数の地図があり、どの地図も富士山頂付近に県境線が引かれている。 山梨県企画課によると、地図は米検索会社グーグル社が提供する「グーグルマップ」に県のデータを追加し、4月に公開を始めた。県境はグーグルマップに引かれていた。地図の差し替えや修正は費用の問題で難しく、県境が引かれたままの状態が続くという。
静岡、山梨両県の間で県境が定まっていない富士山の山頂周辺が、国土地理院がネットで公開する地図で住所が表示される状態になっていることが分かった。国内最高地点の剣が峰(3776メートル)は静岡県富士宮市と表示される。 この地図は、同院のホームページにある「地理院地図」。同院発行の地形図が載せられ、昨年10月に地図上の場所を指定すれば住所や緯度・経度、標高などを表示する機能が加わった。 県境未確定の部分の表示は、富士山研究で知られる明治大学非常勤講師(地図学)の田代博さん(64)が気付いた。 山頂周辺は静岡県富士宮市、火口の南側は同市や同県小山町、御殿場市、北側は、山梨県鳴沢村や富士吉田市と表示される。通常の地図では県境は書かれていないが、住所表示をたどると、火口を南北に分ける「県境」が引ける。 同院情報普及課によると、この機能で帰属が未確定の地点は、近くの帰属が決まっている場所の住所が表示され
記録的な大雪の影響で孤立状態が続いていた甲府市の一部地域では、道路の除雪が終わる見通しが立たないことから、市は住民7人を横浜市や長野県のヘリコプターを使い、集落の外に避難させました。 甲府市によりますと、市北部の山あいにある高成地区の一部の地域では大雪の影響で今月14日から7世帯の50代から80代の合わせて7人が孤立した状態が続いていて、住民からは灯油などの燃料が不足するのではないかといった不安の声が寄せられていたということです。 甲府市は道路の除雪が終わる見通しも立たないとして、7人を一時的に集落の外に避難させることにし、横浜市と長野県のヘリコプターを使って市の中心部まで避難させました。 7人は午後1時半過ぎに県庁の防災新館に到着し、少し疲れた様子で県の職員などに支えられながらヘリコプターから降りていました。 避難した川野辺悟さん(67)は「雪で道路が通じないために買い物も何もできないの
関東甲信の記録的な大雪で、山梨県内では高齢者宅などの雪かきを担うボランティアの活動が本格化している。自力での雪かきが難しい人のため、各自治体の社会福祉協議会(社協)が募集を始めた。 山梨県社会福祉協議会のまとめでは20日現在、計11の市と村の社協で募集し、2市町で検討している。県外から受け入れるところもあるが、いずれも自力で食事と宿泊場所を確保、道具を持参することなどが条件で、事前に電話で問い合わせるよう求めている。 17日から募集を始めた甲府市では19日午後、市社協から派遣された地元の高校1年生2人が社協の男性職員と同市下飯田の大森園子さん(79)宅で雪かきをした。道路から玄関まで約10メートルのスロープに膝上まで積もった雪を掘り進み、幅約80センチの通路を開通させた。 積もった雪を片付けるのは高齢者には重労働。高校生も途中でニット帽を脱いで汗をかきながら作業をした。1人暮らしの大森さん
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