住民の半数が外国人、という芝園団地(埼玉県川口市)には、プログラミングの仕事をする中国人のIT技術者が多く住んでいます。彼らの社員旅行に参加させてもらい、「日本に住む中国人」を疑似体験しました。そこで気づいたのが、日本人からの視線です。(大島隆) 「大島さん、社員旅行に一緒に行きませんか?」 ある日、団地に住む友人の王世恒さんから電話があった。王さんはIT技術者として働いていたが、数年前に中国人のIT技術者を派遣する企業を立ち上げた。その社員旅行に一緒に行かないかというのだ。 聞けば、バスを借り切って伊豆に行くのだという。中国人の社員旅行に参加できるとはめったにない機会だ。二つ返事で「行きます!」と伝えた。 夏の終わりの旅行当日、集合場所の東京駅前には社員とその家族合わせて約80人が集まった。そのうち何組かは、王さんと同じく芝園団地に住む社員だ。参加者のうち、日本人は私ともう一人の王さんの
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