WasmerでJavaScriptやブラウザからCプログラムをコンパイル可能に ローカルで試せるデモも公開:WasmerのWebAssemblyランタイムとJavaScript SDKの最新リリースで Wasmerは、同社のWebAssemblyランタイム「Wasmer」とJavaScript SDKの最新リリースにより、JavaScriptとブラウザでC/C++コンパイラ「clang」が実行可能になったと発表した。
WasmerでJavaScriptやブラウザからCプログラムをコンパイル可能に ローカルで試せるデモも公開:WasmerのWebAssemblyランタイムとJavaScript SDKの最新リリースで Wasmerは、同社のWebAssemblyランタイム「Wasmer」とJavaScript SDKの最新リリースにより、JavaScriptとブラウザでC/C++コンパイラ「clang」が実行可能になったと発表した。
クロスプラットフォームのワークスペースアプリ「Notion」を提供するNotion Labsは2024年7月10日(米国時間)に公式ブログで、NotionのブラウザバージョンのデータキャッシュにWebAssembly(WASM)実装の「SQLite3 WASM/JS」(以後、WASM版SQLite3)を採用した事例を紹介する記事を公開した。 2021年ごろ、WindowsおよびmacOS版のNotionデスクトップアプリにおけるパフォーマンス向上を目的にSQLiteを採用した同社は、ネイティブのモバイルアプリでもSQLiteを採用してきた。そして、ブラウザ版アプリには、WASM版SQLite3を採用したという。 Notion Labsは「WASM版SQLite3を採用することで、全ての最新ブラウザでページ間の遷移のパフォーマンスを20%改善できた。インターネット接続など外部要因によりAPI
WebAssemblyランタイム「Wasmer」がPHPに対応 Wasmerで「WordPressを3倍高速に動かす」手法とは:サーバレスプラットフォーム「Wasmer Edge」でも利用可能に Wasmerは、同社のWebAssemblyランタイム「Wasmer」とサーバレスアプリケーションプラットフォーム「Wasmer Edge」で、PHPを完全に実行できるようになったと発表した。 WebAssembly(Wasm)ランタイムを開発するWasmerは2024年5月24日(米国時間)、同社のWasmランタイム「Wasmer」とサーバレスアプリケーションプラットフォーム「Wasmer Edge」で、PHPのサポートがオープンβ段階に入り、これらの環境でPHPを完全に実行できるようになったと発表した。 オープンソースの汎用(はんよう)スクリプト言語であるPHPは、Web開発に広く利用されてい
最近、プロセッサに「NPU」と呼ばれる人工知能(AI)処理に特化したユニットが搭載されるのがちょっとしたブーム(?)になっている。このNPUって、GPUなどと何が違うのか、なぜプロセッサに搭載されるようになってきたのか解説しよう。 プロセッサに搭載されている「NPU」って何? Intelの最新プロセッサ「Core Ultra」には、人工知能(AI)処理に特化した「NPU」が搭載されている。NPUは、スマートフォン向けのプロセッサにも搭載が進んでいる。ところで、このNPUはCPUやGPUと何が違うのだろうか? 写真は、Intelのプレスリリース「AI PCの新時代の到来を告げるインテル Core Ultra プロセッサー」のCore Ultraプロセッサーの写真を使って、「CPU」「GPU」「NPU」の文字を載せたもの。 今回のお題は「NPU」である。出だしから注釈になってしまうが、NPUと
大学在学時に、ソフトウェアVPN(Virtual Private Network)の「SoftEther VPN」(以下、SoftEther)を開発したことで広く知られる登 大遊氏。SoftEther開発後も中国の検閲用ファイアウォール「グレートウォール」へのハッキングなどで話題を集め、現在は東日本電信電話(NTT東日本)のビジネス開発本部 特殊局員、情報処理推進機構(IPA)の産業サイバーセキュリティセンター サイバー技術研究者、筑波大学の客員教授などを務めている。 登氏が、ゲットイットが開催したWebセミナーで、日本のITエンジニアに必要な「トライ&エラー(トライアルアンドエラー)の思考法」について話した。ゲットイットは、リユースIT製品の販売やレンタル、メーカーサポートが終了した製品の保守をサポートするIT機器保守(第三者保守)など幅広い役割で、NTTグループをはじめとする多数の企業
悪意のあるルールは、パスワードを変更しても有効なまま 攻撃者は、ターゲットのメールアカウントを侵害すると、自動的に受信トレイのルール(以下、メールルール)を設定するという。これは、メールルールを利用して情報や金銭を盗んだり、セキュリティツールなどからのアラートの発見を遅らせたりするのが目的だ。外部転送などの機能を使って、被害者や被害者の組織に関する情報を収集し、さらなる悪用や作戦の一部として利用するケースもあるという。 関連記事 サイバーセキュリティの知識と注意力が試される? 悲喜こもごもの○×クイズ「UCSQ 2023」レポート サイバーセキュリティの知識をオンラインとオフラインで競い合うクイズイベント「アルティメットサイバーセキュリティ」が開催されました。245人が競い合ったイベントではどのような戦いが繰り広げられたのか、取材しました。 34%の組織は生成AIリスク軽減のためのセキュリ
GitHubは2023年7月24日(米国時間)、新機能「リポジトリルール」の一般提供を開始したと発表した。組織全体にルールを適用し、コード品質の維持を図るなどができる。 これは、「ブランチ保護ルール」を拡張する機能として、2023年4月にパブリックβ版を発表していたもの。ブランチ保護ルールでは、ブランチに対してさまざまなルールを設定し、適用できる。例えばブランチに変更をマージする際に、プルリクエストでレビューを受けなければならない、プルリクエストでは複数あるいは特定のレビュアーの承認が必要、特定のメンバーはマージできない、などをルールとして強制できる。 「それでも、オーガニゼーション全体でブランチやタグを一貫して保護するのは相変わらず大変だ。スクリプトやcronジョブ、各種のAPI呼び出し、サードパーティーツールの管理を行うことは、面倒であるだけでなく時間のかかる作業でもある」(発表ブログ
Oracleは2023年6月13日(米国時間)、新しい「Oracle GraalVM」ディストリビューションを新しい「GraalVM Free Terms and Conditions」(GFTC)ライセンスで公開したと発表した。JDK(Java Development Kit) 17とJDK 20に対応しており、全ての機能を開発および本番環境で無料で利用できる。 GraalVMは、Javaや他のJVM(Java仮想マシン)言語で 書かれたアプリケーションの実行を高速化する高性能JDKディストリビューションだ。以下の特徴を持つ。 最適化GraalVM実行時(JIT)コンパイラを用いて、Javaアプリケーションのパフォーマンスを向上させる ネイティブイメージユーティリティーにより、Javaバイトコードを事前に(AOT)コンパイルし、ネイティブ実行ファイルを生成することもできる。これらの実行フ
NVIDIAは2023年4月25日(米国時間)、ジェネレーティブAI(生成系AI)の正確性や適切性、文脈の整合性、安全性の確保を支援するツール「NeMo Guardrails」をオープンソースで公開した。同社は「ソフトウェア開発者がジェネレーティブAIアプリケーションを指導し、軌道に乗った優れたテキストの応答を作成するのに役立つ」としている。 「全てのLLMで動作するようにした」 多くの産業で、これからのAIアプリケーションを支えるエンジンである大規模言語モデル(LLM)とそれを使ったサービスの採用が進んでいる。NeMo Guardrailsには、そういったテキスト生成型AIアプリケーションを安全に利用するために必要なコードやドキュメントがまとめられている。 NVIDIAは「OpenAIの『ChatGPT』をはじめとする全てのLLMで動作するように設計した」と説明している。数行のコードを追
Microsoftは2022年11月1日(米国時間)、オープンソースのプログラミング言語の最新版「TypeScript 4.9」のRelease Candidate(RC:リリース候補)を公開した。TypeScript 4.9は今後、安定版の公開まで、重要なバグの修正以外の変更は行われない。安定版の公開は2022年11月15日ごろになる見通しだ。 TypeScript 4.9では、「in」演算子による未知のプロパティの絞り込みチェックや、「satisfies」演算子など、さまざまな機能改善が行われている。 TypeScriptは静的型付けができる言語であり、JavaScriptのスーパーセットだ。ECMA規格に従った最新のJavaScriptの機能を、古いWebブラウザやランタイムが扱えるようにコンパイルもできる。 TypeScript 4.9 RCは、NuGetを使うか、次のコマンドライ
Microsoftは2022年8月25日(米国時間)、オープンソースのプログラミング言語の最新版「TypeScript 4.8」を公開した。 型の絞り込み、テンプレート文字列型におけるinfer型の推論、“-build”、“--watch”、“--incremental”のパフォーマンス改善、バインディングパターンからの推論など、多くの機能改善が行われている。 TypeScriptは静的型付けができる言語であり、JavaScriptのスーパーセットだ。ECMA規格に従った最新のJavaScriptの機能を、古いWebブラウザやランタイムが扱えるようにコンパイルもできる。 TypeScriptは、NuGetを使うか、次のコマンドラインのように、npmを使ってインストールできる。 TypeScript 4.8は「Visual Studio 2022」と「Visual Studio 2019」の
Windows OS用には、Hyper-V以外にもさまざまな仮想マシン環境ソフトウェアが提供されている。自分で仮想マシンを作成するのであれば、Hyper-Vだけあれば十分という意見もあるが、仮想マシン環境ソフトウェアごとに仮想マシンイメージの提供方式が違っており、他にはない仮想マシンイメージが配布されていることもある。そのため、場合によっては、他の仮想マシン環境ソフトウェアを動作させたいこともある。 ただ、既にHyper-Vを運用している環境では、他の仮想マシン環境ソフトウェアを動作させるのに注意が必要だ。そこで、ここではそのための方法を解説する。 仮想マシン環境ソフトウェアとは 仮想マシンは、CPUが持つIntel VTやAMD SVM(AMD-Vと表記されることもある)を使って「仮想マシン」環境を作り、この中で「ゲストオペレーティングシステム(ゲストOS)」などを動作させるものだ。この
これまでEmotetは「Microsoft Word」や「Microsoft Excel」などのファイル(以下、Officeファイル)に仕込んだマクロを使った攻撃が主流だったが、デジタルアーツによると「2022年4月23日あたりからWindowsのショートカットファイルを用いた攻撃を観測している」という。 「標準でマクロの実行を無効化」がきっかけ Windowsはショートカットを「『.lnk』の拡張子を持つファイル」として扱っている。だが、ユーザーがエクスプローラーで確認しようとしても.lnk拡張子は表示されない。これはエクスプローラーの設定で「ファイル名拡張子」にチェックしている状態でも同じだ(なお、レジストリを変更すれば表示は可能)。そのため、Officeファイルなどと誤解して開いてしまう恐れがあるという。 関連記事 総務省が「テレワークセキュリティの手引き(チェックリスト)」の第3版
社内アプリケーションのマニュアル作成などでスクリーンショット(画面キャプチャー)を撮らなければならないこともあるだろう。その際、[PrintScrn]キーで全画面をキャプチャーしたり、[Windows]+[Shift]+[S]キーを利用してウィンドウのみをキャプチャーしていたりするのではないだろうか。 しかし、メニューやツールチップなどは、キーを押した瞬間に閉じてしまうためキャプチャーできない。こうした場合、「Snipping Tool」アプリを使うとよい。「Snipping Tool」アプリの遅延機能を使うことで、メニューなどを開いた状態のスクリーンショットが撮れる。その方法を紹介しよう。 「Snipping Tool」アプリの遅延キャプチャーを使う メニューやツールチップなどは、キー入力があると閉じてしまうため、これらをキャプチャーするには、キャプチャー時にキー操作を行わないようにする
コマンドラインからWindowsのモダンアプリを起動できないのはもう昔の話?:その知識、ホントに正しい? Windowsにまつわる都市伝説(200) 「Windowsのモダンアプリは、コマンドプロンプトから起動することができない」――これをWindows 8で初めて登場(当時は「Metroアプリ」とも呼ばれていました)したときからの常識と思って、諦めていませんか? 実は、全てのモダンアプリではありませんが、数年前からコマンドラインから起動できるものが出始め、一部のビルトインアプリもそうなっています。 Windowsにまつわる都市伝説 「C:\Windows\System32\mspaint.exe」はないのにペイントが起動する謎 「Metro(メトロ)アプリ」「ストアアプリ」「ユニバーサルWindowsプラットフォーム(UWP)アプリ」など、さまざまな呼び名で呼ばれる、あるいは呼ばれてきた
山市良のうぃんどうず日記 Sysinternalsの導入と利用、これまでの常識 筆者は、「Windows Sysinternals」の専門書の翻訳を担当したということもあって、不定期に更新されるWindows Sysinternalsの最新情報を追いかけ、個人ブログで発信し続けています。 『Windows Sysinternals徹底解説 改訂新版』(日経BP) Windows Sysinternals 更新情報(2021年12月16日) - Autoruns 14.07、Procmon 3.87、Sysmon 13.31 ...(筆者の個人ブログでの発信例) 長い歴史のあるWindows Sysinternalsの各種ツールは、Windows環境にインストールすることなく(「Sysmon」など一部の例外はありますが)、スタンドアロンの実行可能ファイル(ツール名.exe)を実行するだけで利
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