トランプ大統領は「ガザのリゾート化」「カナダの米国化」「グリーンランドの獲得」「パナマ運河の奪還」「EUへの高額関税」、さらには「WHO離脱」「パリ協定離脱」「国連人権理事会離脱」「USAID閉鎖」など、矢継ぎ早に政策転換をおこなっており、不確実要素が増している。 2025年の投資環境は、新たな政治潮流に大きく影響を受ける。はっきり言おう。これまで想像すらもできなかった異様な出来事が起こってもおかしくない。世界は分断されるし、アメリカ国内でも混乱が起こる。 こうした急激な変化は、すべての予測を不可能にする。そして、先行きを完全に不透明にする。4年後は世界全体がどのような環境になっているのか、まったくわからない。おそらく、戦後でもっとも激しい変化が起きる4年間になるのだろう。 そうであれば、投資にも不確実性が覆い尽くすのは間違いない。 トランプ政権はあくまでも「アメリカ第一主義」なので、どん
激動と不確実要素満載の時代になった。長期投資をしている人はここに気をつけろ 2025.02.05 投資 不確実, 投資, 長期投資 私自身は人間の感情は信用できないものだと考えている。もっと儲けたいという欲望と、損したくないという恐怖は、ほとんどの人が本能に持っているので、市場が大きく変動したときに心が揺さぶられて、自分で自分の行動をとめられないのだ。そして、長期投資で買ったはずの銘柄を売る。(鈴木傾城) プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい) 作家、アルファブロガー。著書は『ボトム・オブ・ジャパン』など多数。政治・経済分野を取りあげたブログ「ダークネス」、アジアの闇をテーマにしたブログ「ブラックアジア」を運営、2019、2020、2022年、マネーボイス賞1位。 連絡先 : bllackz@gmail.com 資産を守ろうとする行為の落とし穴 トランプ大統領が関税を振りかざして暴走と
2025年02月04日10:00 カテゴリ不動産投資 投資用不動産の価格を抑制せよ 都市部のマンション価格の高騰が止まりません。ごく一部の優良物件に破格の金額がつくわけですが、私はフロスからバブルに近づいていると思っています。不動産価格は一部で上昇し始めると徐々にその上昇エリアが広がり、最終的にはどこもかしこもバブルまみれというのが過去の例です。 一方、冷える時は外側から冷えるのもこれまた歴史の教訓でリゾートマンションなどの価格が暴落し、少しずつ実需層の価格が下落し、最後に高級物件も下落する流れです。 今回のマンションバブルは火付けが投資家であることはほぼ間違いありません。都心の場合は海外からの投資家も巻き込み、優良物件が発売になれば「これ3つください」と野菜や果物を買うぐらいの勢いで投資家が触手を伸ばします。理由は簡単で、代替できないような場所に建っている場合、根強い実需があり、またブラ
トランプ大統領の恫喝関税外交で通常の経済予測が役に立たなくなることを理解せよ 2025.02.03 アメリカ トランプ大統領, 為替, 関税 トランプ大統領の発言で毎日のように状況が変わることも起こりえる。あるいは意に反して、トランプ大統領はいったん決めた方向性をまったく変えないこともありえる。大統領自身が相手の出方を行き当たりばったりで決めるので、状況は不確実だ。通常の経済予測は役に立たなくなる。(鈴木傾城) プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい) 作家、アルファブロガー。著書は『ボトム・オブ・ジャパン』など多数。政治・経済分野を取りあげたブログ「ダークネス」、アジアの闇をテーマにしたブログ「ブラックアジア」を運営、2019、2020、2022年、マネーボイス賞1位。 連絡先 : bllackz@gmail.com トランプ大統領の恫喝関税外交 2025年2月、トランプ大統領はカナダ
「何も持っていない人」は、永久に経済的な問題から逃れられないと考える人は多い。その考えかたは間違っていると思う。 社会的に重要とは思われておらず、経済的にも恵まれておらず、学歴も人脈もなく、切れる頭脳も、物理的な資源も、飛び抜けた才能も欠いている人であっても、チャンスはつかめる。 もちろん、「何も持っていない人」は、経済力や知識、影響力を持つ人たちに比べて圧倒的に不利だ。それでも、手の施しようがないわけではない。 「何も持っていない人」にもチャンスが豊富にあると思ったのが、私にとっては株式市場だった。株式市場は国籍や学歴、経済力の有無を問わず、誰もが参加することができる。 少額の資金でもはじめられ、同じ公開情報にアクセスできる。そして、継続心と忍耐力があれば、ヘッジファンドや機関投資家などの「巨大な相手」を出し抜くこともできる。 株式市場にはさまざまな機会《チャンス》が存在する。 新しい会
みなさん、確定申告の準備は進んでいるでしょうか?僕も重い腰を上げて、着々と進めております。 確定申告する理由は人それぞれだと思いますが、最も多い理由のひとつが「ふるさと納税」ではないでしょうか?僕の場合は毎年全てのふるさと納税を楽天で行っていて、このサイトから寄附証明書をまとめて発行していました。 それが今年は仕様が変わっていて、何やら様子が変わっています。e-TAXと連携して簡単にできるようになったよ、とのこと。まあそれはそれでいいのですが、僕が欲しいのは寄付証明がまとまったファイルです。ダウンロード先が見当たりません…。 証明書の仕様が変わったらしい。以前のダウンロードするだけのものはどこに? これを探し出すのに数十分浪費しました。今回はその備忘録としてここにメモしておこうと思います。この記事がこれから確定申告の準備を進める方の参考になれば、それ以上にうれしいことはありません。 「マイ
家計管理のよくある方法、旦那さんのお小遣い制 以下のような家計管理の家庭は多いのではないでしょうか。 妻からもらうお小遣いだけで旦那さんはやりくり 妻の給与を管理+自分の給与も管理 私の友人でもよく見るパターンです。もちろん、夫と妻が逆のパターンもあるでしょう。しかしどちらが主にしても、この構図に安住していては効率的に資産を増やすことはできません。 家計を預かる側、つまり家計管理者にはある種の資質と覚悟が必要だからです。 それでは、家計管理者にはどのような資質が必要になってくるのでしょうか。 お小遣い制を採用する家計管理者に求められる資質 家計管理者に求められる資質は2つです。この2つが揃っていないと非効率な努力を積み重ねることになります。 投資など最低限の金融知識 パートナー(旦那さんや奥さん)の収入を、自分の収入と勘違いしない常識力 それでは、最低限の金融知識と常識力とはどのようなもの
2025年1月20日にドナルド・トランプの就任式があるが、そこからアメリカの政策は一気に「露骨なアメリカ第一主義」となる。大統領戦から掲げられていた経済ナショナリズムの方針が、強引なまでに具体化されていくことが予測されている。 トランプ大統領は前政権時代にも唱えていた国内製造業回帰を強力に推し進める姿勢を鮮明に打ち出し、グローバル企業に対してアメリカ本土での事業拡大を要求する動きを活発化させている。 この政策はアメリカ国内の雇用を手厚く保護し、中間層をふたたび活性化させるための戦略である。トランプ側近からは「アメリカ企業の海外移転は許さない」という強い言及が相次いでいる。さらに外国企業には、「ビジネスしたければアメリカに工場を作れ」と言っている。 世界中の多国籍企業がそれによってアメリカに拠点を移すとなったら、それぞれの企業が「それぞれの国の通貨を売ってドルに転換」し、そのドルを使ってアメ
暴落も暴騰もほとんどないのが普通の相場 投資慣れしている人は情報ともうまく付き合うことができますね。自分の判断が揺らぐことはありません。もしくは、信頼できる投資に詳しい人と関係を築いています。迷った時には聞けばよい、そういう環境は安心感を生みます。 逆に、投資慣れしていない人は常に不安で方針がぶれます。情報の取り方も慣れていません。YouTubeを含むSNSは情報発信のプロが少なくありません。しかしイコールで投資のプロというわけではありません。 情報発信に長けていても、投資の知識経験はさほどでもない、そのようなケースは少なくありません。投資が得意な人にとっては、もっとも短時間で効率的にお金を稼ぐ方法は投資です。そのため、SNSに関わる時間が限られます。 今回は、間違った情報に乗せられてしまった、という投資初心者さんからのご質問です。 暴落の情報が気になり、機会損失を招きました たぱぞう様
2025年は利益を最大化するのではなく、生存率を最大化するほうがメリットがある 2025.01.10 一般 2025年, 株式市場 現在はまだ新しく株式市場に入ってくるリテール投資家には多幸感が蔓延しているし、マスコミも相変わらず投資を煽っているので、2025年も意外なまでに上昇相場が続くかもしれない。しかし、プロの投資家たちが一様に身構えているのが興味深い。どう考えるべきか?(鈴木傾城) プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい) 作家、アルファブロガー。著書は『ボトム・オブ・ジャパン』など多数。政治・経済分野を取りあげたブログ「ダークネス」、アジアの闇をテーマにしたブログ「ブラックアジア」を運営、2019、2020、2022年、マネーボイス賞1位。 連絡先 : bllackz@gmail.com 極端な楽観論は姿を潜めつつある 米モルガン・スタンレーのストラテジストらによれば、インフレ
世界最大のヘッジファンドの親玉レイ・ダリオが「ゴールドを持て」という理由とは? 2025.01.07 一般 ゴールド, ヘッジファンド, レイ・ダリオ 世界最大のヘッジファンドの親玉ともいえるレイ・ダリオは、従来の国債や社債などの債務性資産を敬遠し、ゴールドのような実物資産、いわゆる「ハードマネー」へのシフトを投資家に提唱している。これは、ゴールドの価格が上昇する期待を狙っているわけではない。むしろ、防衛的姿勢からきている。(鈴木傾城) プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい) 作家、アルファブロガー。著書は『ボトム・オブ・ジャパン』など多数。政治・経済分野を取りあげたブログ「ダークネス」、アジアの闇をテーマにしたブログ「ブラックアジア」を運営、2019、2020、2022年、マネーボイス賞1位。 連絡先 : bllackz@gmail.com 主要経済国のほとんどが債務問題の増加に直面
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く