宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、イタリア宇宙機関(ASI)の協力を得て「きぼう」日本実験棟船外実験プラットフォームを利用する宇宙科学ミッション「高エネルギー電子、ガンマ線観測装置」(CALET)を開発したと発表した。 CALETの開発では、JAXAとASIが協力協定を結び、JAXAからはCALETの観測データを提供し、ASIからは同様の観測機器の開発経験を持つイタリア側研究者の支援、CALET構成機器の一部を提供してもらう。 協力関係により、装置の新規開発における技術的リスクを低減するほか、科学的成果の国際的価値を高めることに貢献する。 協力の一環としてJAXAは、ASIからガンマ線バーストモニタ(CGBM)用の高電圧電源を、カロリメータ(CAL)用の高電圧電源(HV-BOX)をそれぞれ受領した。 HV-BOXは、CALET内部で高エネルギー宇宙線を観測するカロリメータという観測機器に