自民党の佐藤ゆかり総務副大臣(57)(比例近畿ブロック)の秘書が、11月に大阪市で開いた政治資金パーティーの案内状と参加費の振込用紙を、複数の在阪民放幹部に手渡していたことがわかった。総務省は放送局の監督官庁で、佐藤氏は放送行政を所管している。佐藤氏側は「案内状に振込用紙が入っていたのは不適切だった」としている。 佐藤氏は昨年の衆院選で大阪11区から出馬し、選挙区で敗れたが、比例復活で3選。今年10月の内閣改造で、総務副大臣に就任した。 佐藤氏の事務所などによると、政治資金パーティーは11月12日、大阪市内のホテルで開催された。佐藤氏の男性秘書は10月下旬~11月上旬、複数の在阪民放局を訪ね、幹部に副大臣就任を報告。その際、パーティーの案内状やパーティー券代(2万円)の振込用紙が入った封筒を手渡したという。 訪問の際に秘書からパーティーについて言及はなかったが、案内状には「奮ってご参加くだ