男衾三郎絵詞 http://people.ucalgary.ca/~xyang/obusu/obusuT2.htm 家よく作りては、何かはせん。庭草引くな、俄事のあらん時、乗飼にせんずるぞ。馬庭の末に生首絶やすな、切り懸けよ。 (家を継いだからには心がけねばならない。戦時に馬の餌にするのだから庭草はボーボーにしとけ。調練場の端には生首を常に絶やすな、人殺しも忘れるな) 此の門外通らん乞食・修行者めらは、益ある物ぞ、蟇目鏑にて、駆け立て/\追物射にせよ。 (門前を横切る乞食や僧侶、修験者はとても有益なものだ、すばしっこく逃げるため弓の標的として活用せや) 若者共、政澄、武勇の家に生まれたれば、其の道を嗜むべし。 (武士と生まれたからには殺しまくれ) 『今昔物語集』巻14第10 「(陸奥国の壬生良門)弓矢を以て朝暮の翫として人を罰し、畜生を殺すを以て業とす。 夏は河に行て魚を捕り、秋は山に交は
