カナダ・トロントの公園でネズミを追いかけるゴールデンレトリバー/Nick Lachance/Toronto Star/Getty Images (CNN) 世界中の大都市でネズミの数が増えているという研究結果がこのほど発表された。研究チームは主な原因として、気候変動の影響を指摘している。 米リッチモンド大学のジョナサン・リチャードソン教授(生物学)のチームは、ネズミに関して長期的な統計がある米国内の13都市に加え、トロント(カナダ)、東京、アムステルダム(オランダ)の3都市について、それぞれネズミの目撃、捕獲、点検報告をもとに、平均12年にわたる集計結果をまとめた。 この結果は1月31日の科学誌サイエンス・アドバンシスに発表された。それによると、調査対象とした16都市のうち11都市で、ネズミの数が大幅な増える傾向にあることが分かった。特に増加が顕著だったのは米首都ワシントン、サンフランシス