今、海外である1冊の本が話題を集めている。タイトルは『Tokyo crush』。東京在住のフランス人、ヴァネッサ・モンタルバノさん(35歳)が、出会い系アプリのTinderで出会った男性たちとのデートを綴ったエッセイだ。 パリで生まれ育った彼女にとって、日本人の恋愛模様はどう映ったのか? ヴァネッサさんに直撃したところ……。(全2回の1回目/後編を読む) 日本語の勉強のために始めた「出会い系アプリ」 ――東京に来てどれぐらいですか? ヴァネッサ 今年で7年目になります。ワーキングホリデービザを取って来日しました。当初は基礎的な日本語を勉強したり、日本の文化に触れたりしながら1年間楽しく過ごしてパリに戻ろうと思っていました。それなのにすっかり長くなってしまい、あっという間の7年間でした! ――1年の予定が7年に! どうして東京にいたいと思ったんですか? ヴァネッサ もともとパリにうんざりして
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