「いいね」と言われる制度と、実際に使われている制度は違う 現場との断絶をなくし、多様性を事業の力に変えるヒント
2015年3月17日、任天堂とDeNAが資本業務提携を結び、任天堂キャラを使ったスマホゲームの開発や、会員制サービスを共同開発すると発表しました。任天堂社長・岩田聡氏とDeNA社長・守安功氏による会見の全文を書き起しました。 任天堂とDeNA、業務・資本提携へ 司会:皆様、本日は大変お忙しい中、任天堂・DeNA共同記者発表会にお集まりくださいまして誠にありがとうございます。本日は任天堂株式会社取締役社長・岩田聡。株式会社DeNA代表取締役社長兼CEO・守安功。こちらの2名からご挨拶及びに本日の発表内容について、ご説明させていただきます。 それでははじめに任天堂株式会社・取締役社長の岩田聡からご説明申し上げます。 岩田聡氏(以下、岩田):本日は急にお集まりいただきありがとうございます。任天堂社長の岩田でございます。本日はDeNAの守安社長とともに本日両社がそれぞれ発表しました業務提携、資本提
「週100時間働け」 世界最高の起業家イーロン・マスクが若者へ捧げる“5つの金言” 南カリフォルニア大学マーシャル経営大学院 卒業式 2014 イーロン・マスク テスラ・モーターズCEOのElon Musk(イーロン・マスク)氏が、南カリフォルニア大学マーシャル経営大学院で行った卒業スピーチです。「超多忙であれ」「リスク負え」など、人生を成功に導くための5つの原則を紹介し、社会へ羽ばたく卒業生を激励しました。 超多忙であれ イーロン・マスク氏:5、6分のスピーチで思いつく限りの真実を語らないといけないわけですね? では、やってみますか。いくつかありますがどれも重要なことだと思います。聞いたことがあるようなものもありますが、言う価値はあると思います。 まず言いたいことは、「超多忙であれ」ということです。何を仕事にするかにもよりますが、特に最初の職場ではとにかく忙しく働く必要があります。「超多
デキると勘違いしてる大学院卒は「超使いづらい」 ひろゆき氏が語る、"高学歴ワーキングプア"が増えてるワケ 城繁幸×ひろゆき対談 #2/5 社会保障費の世代間格差や若者の失業問題など、高齢者を優遇し、そのしわ寄せを若者が背負うという社会構造を問題視する人事コンサルタントの城繁幸氏。2ちゃんねる創始者のひろゆき氏とともに、世代間格差について考えます。 社会人経験なしの大学院卒は使いづらい 城繁幸氏(以下、城):一旦新卒のときにコケて既卒になってしまうと、今日本は新卒至上主義ですから、なかなか挽回、リカバーできないという話がありまして。 それからあと、高学歴フリーターってありますよね、博士だとか。そういうところに行った人というのは何でフリーターになるのかと、何で企業は採らないのかと、そういうのを全部探っていくと、結局は年功序列というのに行き当たるんですよね。 22歳の人というのはお給料が一番安く
ITの人材発掘・育成を目指す「未踏事業」 夏野剛氏:みなさん、こんにちは。「未踏」っていうのはですね、ITの人材発掘・育成事業というものを経産省ならびにIPAがやっているわけですが、そこの統括プロジェクトマネージャーをやっております、夏野剛と申します。 今回一般社団法人未踏の理事もつとめておりますが、私がまずはじめに「未踏って何だ?」というところを説明させていただきます。 未踏とういうのは、今若手のプログラマーやエンジニアの間では知らない人はいないブランドになっています。毎年何十人ものクリエーターを輩出しています。トータルでいうと1600人のクリエーターを輩出しております。 エンジニアのなかでは「未踏」がひとつのブランドになっている。しかしですね、一般にはほとんど知られていない。特に企業の人事部。 人事担当者というのは、企業の即戦力じゃないから人事をやっているというのはありますけども(笑)
「日本史なんかより、プログラミングを教えるべき」三木谷浩史氏と夏野剛氏が日本の技術者不足を嘆く 三木谷浩史 楽天社長×夏野剛 #3/4 新経済連盟を発足させた楽天・三木谷浩史氏とドワンゴ・夏野剛氏が日本の経済や社会問題をテーマに意見が交わしたトークセッション。本パートでは、日本人エンジニアの少なさを問題視する三木谷氏が、「日本史より、プログラミングを教えるべき」と持論を展開しました。 規制改革には、コストがかからない 司会:そろそろ、まとめのテーマ。 三木谷浩史氏(以下、三木谷):もうまとめに入っちゃいます? 夏野剛氏(以下、夏野):もうまとめ? 司会:いや、あれですよね。今日一応あれですよね? 夏野:ミッキーが帰るって言うまでやるんだ! 司会:大丈夫ですか? お時間って今日。 三木谷:ちょっとそろそろお腹がすいてきたんですけど。 司会:(笑)。そういう事情ですか。大丈夫ですか。 夏野:ピ
「ほとんどの仕事は誰がやっても同じ」 承認欲求と仕事は切り離せるのか?– 宇野常寛×吉田浩一郎 クラウドソーシングが変える労働と社会保障 #3/6 3.11が引き起こした正社員神話の崩壊、若者の働き方の変化など、日本の労働を取り巻く環境は大きく変わってきています。『静かなる革命へのブループリント』の刊行を記念した特別対談にて、著者の宇野常寛氏とクラウドワークス・吉田浩一郎氏がこれからの労働と社会保障について語り合いました。 クラウドソーシングには「社会からこぼれ落ちた人」が集まっている 宇野常寛氏(以下、宇野):そこに関していうと僕が吉田さんに前から訊いてみたかったのは、例えばドワンゴの持っているマーケットやそこにあるカルチャーはどう見えているんでしょう。 吉田浩一郎氏(以下、吉田):あー、あれはどうなんですかね。わかんないながら緊張感を持ってボール投げますけど、私の中では夜の世界の感じを
SEOを軸としたWebコンサルで企業の成長を支援 司会:それでは、登壇者の自己紹介のほうに移りたいと思います。2分程その場で立っていただいて、自己紹介をしていただければと思っておりますので、よろしくお願いします。では最初は、ヴォラーレ株式会社の代表取締役社長、高橋飛翔さんからお願いします。 高橋飛翔氏(以下、高橋):ヴォラーレ株式会社代表の高橋と言います。僕は大学時代に起業をして、今は2つ事業をやっていてですね、ちなみにSEOって言葉をご存知の方って、どのくらいいらっしゃいますかね。みんな知っていますね。 検索エンジン経由でのアクセスをより獲得していくSEOというノウハウを強みとして、法人企業向けにWebサイトの成長を支援していくというWebコンサルティング事業というのをやっています。 それにプラスして、スマートフォンアプリの情報サイトのApplivというサイトをやっています。こちらは何を
Webコンテンツ制作者とデザイナー・エンジニアが交流するためのイベント「Web Creator Conference」にLIG編集長・朽木誠一郎氏とサイボウズ式編集長・藤村能光氏が登壇。Webメディアの第一線で活躍する両者が、ライティング・編集のポイントやタイトルの付け方、そして今後求められる「人材」について意見を交わします。 ライターのマネジメントの難しさ 鳥井弘文氏(以下、鳥井):次はライティング、編集のポイントや、Webメディアというものはメンバーで一緒に作っていくもので、そういった時にどういったポイントをチームのメンバーと共有して、やっているのかということを是非お話しいただければなと思います。まず、朽木さんからお願いします。 朽木誠一郎氏(以下、朽木):はい、LIGブログはちょっと難しいところでですね。LIGの組織の話からなんですけれども、基本的にWeb製作をメインとしてやっている
「リクルートはなぜ強いのか?」をテーマに、リクルートホールディングスで執行役員を務める傍ら、IndeedのCEOとしても活躍する出木場氏と、リクルートライフスタイルでAirレジを手がける大宮氏が、リクルートを卒業後KAIZEN platformを創業した須藤氏をモデレーターに迎えて対談。同社が持つ強みについて語り合いました。(IVS 2014 Fallより) 卒業生と現役が語る、リクルートの強さの秘密 須藤憲司氏(以下、須藤):今回は「リクルートの強さの秘密」ということで、現役リクルートのこのお二方と一緒にお話をしたいと思います。 出木場久征氏(以下、出木場):現役なのかな?(笑) 現役か。IndeedでCEOやってます、出木場と申します。一応、現役リクルート。 大宮英紀氏(以下、大宮):リクルートライフスタイルでAirレジをおもに担当してます、大宮です。現役です。よろしくお願いします。
メディアへの情報提供の方法 ジャスティン・カン氏(以下、ジャスティン):では、「どのように話題を提供するか、注目を集めるか?」について話します。メディアで話題になるようにする為には、とても戦略的でシンプルなステップがあります。 プレスをセールスファネルのように考えてみてください。たくさんの人と話したとしても、話をした人すべてがコンバートするわけではない。 つまり、ある特定の人やレポーターが皆さんの会社について記事を書かないとしても怒ってはなりません。まずは自分がメディアに出したいと思っている自分の会社についての話が面白いかどうかを考えた後に、記事を書いてくれるメディアの人々、レポーターに共通の知り合いから口をきいてもらいます。 どんなビジネスディベロップメントでもそうですが、共通の知り合いを通じてメディア関係者と知り合うのは、お互いを知りもしない彼らに突然営業のEメールをするよりもはるかに
ノーベル生理学・医学賞を受賞した京都大学 iPS細胞研究所の山中伸弥教授が、「人間万事塞翁が馬」と題して高校生に向けて行った講演。山中教授は自身の人生を振り返り、整形外科医としての挫折がなければ研究者の道へ進むことはなかったという。研究者として、人生の先輩として、これからの日本を担う高校生にメッセージを送ります。 ES細胞の特異性 山中伸弥氏:ES細胞というのは何か。僕たちの命、ネズミの命は、すべてひとつの卵子と精子が受精した、たった1個の受精卵から始まります。 それが2つに分裂し、4つに分裂して、大体1週間くらいすると、エンブリオという30個か100個くらいの細胞の塊になります。この左の胚の状態でお母さんの、ベッドのような子宮の壁に潜り込んで、そこからいろんな臓器、形ができてきます。 しかし、ちょっと可哀想なんですけど、この子宮の壁に潜り込む直前のネズミの胚を、お母さんネズミの子宮から取
ノーベル生理学・医学賞を受賞した京都大学 iPS細胞研究所の山中伸弥教授が、「人間万事塞翁が馬」と題して高校生に向けて行った講演。山中教授は自身の人生を振り返り、整形外科医としての挫折がなければ研究者の道へ進むことはなかったという。研究者として、人生の先輩として、これからの日本を担う高校生にメッセージを送ります。 アメリカでの研究を決意したきっかけ 山中伸弥氏(以下、山中):研究の虜になったんですが、残念ながらこういう薬だけを使う研究っていうのは色んな意味で限界があるんです。薬っていうのは、100%効く薬はありません。大体がちょっとくらい効かないところがある。どんな風邪薬を飲んでも、すぐ風邪が治るかと言ったら、治らないですね。 それから副作用があって、違う所に効いてしまう時もあります。色々限界があるんですが、その時に遺伝子改変マウスという技術がアメリカとイギリスで誕生したんです。 今日は研
チームラボ代表の猪子寿之氏が、大学生に対して「デジタル社会の未来と生き方」をテーマに行なった講演。チームによる創造性の高いアウトプットが求められるなか、暗記中心で個人の結果のみを判断しようとする日本の学校教育を批判しました。 チームラボはどういうプロセスで作品をつくるのか 猪子寿之氏(以下、猪子):せっかくなので質問を受けて話そうかな。 司会者:質問したい方は挙手していただいていいですか? 質問者:チームラボとして何を次につくるかというのはどういうふうに決めていらっしゃるんですか? 例えば誰かがアイデアを出して、それをみんなで話し合うプロセスなのか、それともみんなでテーマを話し合ってそこからアイデアを出すというものなのか。そういうプロセスをちょっとお聞きしたいんですけれども。 猪子:基本的には仕事の9割方は相談があって、その相談に対して答えていくみたいな感じ。例えば、Pepperというロボ
アメリカの経済誌「Business Insider」の編集長Henry Blodget(ヘンリー・ブロジェット)氏が、AmazonのJeff Bezos(ジェフ・ベゾス)氏に年次のカンファレンスにてインタビューを行いました。ジェフ氏と旧知の仲であるヘンリー氏だからこその突っ込んだインタビューは必見。 ジェフ・ベゾス氏に、根掘り葉掘り質問 ヘンリー・ブロジェット氏(以下、ヘンリー):おもしろいインタビューになりそうですね。それではご紹介しましょう。みなさん、ジェフ・ベゾス氏です。ようこそ。 ジェフ・ベゾス氏(以下、ジェフ):こんにちは。 ヘンリー:時間が40分しかなくてですね、すでに刻々とカウントダウンされています。有効に使いましょう。なので、だらだら長話はしないで下さいね。 ジェフ:君のほうがね(笑)。 ヘンリー:いやいや! そうならないように気をつけます。 ジェフ:(笑)。 ヘンリー:ま
17歳で20カ国語を操る天才少年が語った、“コトバの本質”が奥深い Breaking the language barrie #1/2 17歳で20カ国語以上の言語を習得した天才少年のTim Doner(ティム・ドナー)氏。彼はスピーチの最後を「言語の表面上の習得は簡単だが、真意を理解するのは容易ではない」とこう締めくくります。彼が聴衆に向かって訴えかけた、言語を学ぶことの本当の価値とは?(TEDxTeen2014より) 10代の多言語話者の冒険 ティム・ドナー氏:2年くらい前の話です。私の記事がニューヨーク・タイムズに掲載されました。記事のタイトルは「10代の多言語話者の冒険」。記事は私の風変わりな趣味である外国語学習への情熱について書かれていました。 最初は、記事になったのは素晴らしいことだと思いました。外国語学習が注目を浴びるのは嬉しいし、孤独な趣味であるとも思われないでしょう。外国
人型ロボットの動きはなぜ不自然なのか? 研究者の難問を20分で解決した、ある演出家の結論 Oriza HIRATA [ 平田オリザ ] - TEDxSeeds 2011 #1/2 日進月歩のロボット業界から次々と誕生する最新の人型ロボット。しかしその動きにはどこか機械らしさが残り、人間味を失わせています。大阪大学の研究者が2年間悩み続けたこの難問を、たった20分で解決してみせた演出家・平田オリザ氏の結論とは?(TEDxSeeds2011より) ロボットの動きが不自然に見える理由 平田オリザ氏:今日、何の話をしようかと思ったんですけど、石黒浩先生が(今日の講演で)何の話をするかが分からなかったので、僕決めてなくて。どんな意味があるのか、あるいは何をしているのかってことなんですね。 僕はずっとこの15年くらい、石黒先生と全く関係ないところで認知心理の方たちと一緒に、演劇のリアルっていうものはど
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