時間がかかりましたが、「聖の青春」を読了しました。 将棋ファンでない方はあまりご存じではないかもしれませんが、「村山聖」という天才棋士がいました。 「いました」と過去形になっているのが残念なのですが、彼はもうこの世にはいません。 5歳の時に腎臓の難病であるネフローゼを患い、そこから何度も入退院を繰り返します。 その病室で「将棋」と出会い没頭していきます。 後に、史上最年少で名人位を獲得した谷川浩司1983年、当時21歳であった谷川浩司が名人のタイトルを獲得しました。 をの姿を見て村山聖も「名人位獲得」を夢見、将棋棋士を目指します。 森信雄七段に弟子入りし紆余曲折を経てプロ入りします。 プロ入りした後も何度も体調不良に陥り、幾度となく不戦敗を喫しながらも「東の羽生、西の村山」と称されるほどに勝ち進み無事、名人への挑戦者の資格を得ることができる「A級」に昇格します。 しかし残念ながら1度の「A