オウム真理教の元代表 麻原彰晃、本名・松本智津夫元死刑囚の長男が、現在のアレフに対し、自分の名前を使わないよう求めた裁判で、東京地方裁判所は訴えを認め、教祖を意味する呼称を付けて長男の名前を使うことを禁止する判決を言い渡しました。 アレフ側は裁判で「信者らが将来、長男に教団に復帰してもらいたいと願っただけで、尊重すべきだ」と主張しました。 25日の判決で、東京地方裁判所の森田浩美裁判長は「長男がいまだにアレフと密接な関係にあるのではないかという疑念を抱かれ、麻原元死刑囚の長男であるための差別を受けることによって、現実に不利益を受けかねない」と指摘しました。 そのうえで「麻原元死刑囚が定めた宗教上の呼称や写真を使うことは長男を教祖に位置づけることと密接に結び付き、明確な拒絶の意思に反し、人格権を侵害する」として、アレフ側に対し、呼称を付けて長男の名前を使うことや写真を掲示することを禁止し、1