Androidスマートフォンなどの計算能力を盗用して仮想通貨「Monero」をマイニング(採掘)する不正アプリ「HIDDENMINER」(ヒドゥンマイナー)を確認したと、トレンドマイクロが注意喚起している。端末のリソースを消費し尽くすまでマイニングを続けるため、端末が過熱し、場合によっては損傷する恐れがあるという。 トレンドマイクロによれば、不正アプリはGoogle Playアプリの更新に偽装し、管理者権限を要求するポップアップ画面を起動。ユーザーが「Activate」をクリックし管理者権限を許可するまで、ポップアップ画面を表示し続ける。管理者権限を許可すると、バックグラウンドで採掘が始まるという。 不正アプリは、インストール後にラベルを空文字列に変更、アイコン画像を透明にするなどして、ユーザーが気付きにくいよう自らを隠蔽(いんぺい)。管理者権限を取得すると「setComponentEna