学際性とは何か? 共同性とは何か? 異分野の人と話すだけで、学際的といえるのか。大学院生が教育活動に取り組む意義とは。「院生が学部生に模擬講義を行う」という活動を通して若手研究者たちが直面した問いに、議論を重ねながら迫る! 専門分野も違う,興味関心もてんでばらばら。そんなメンバーが集い,「大学院生が学部生に模擬講義を行う」という活動をやり始めた。〔その結果、〕私たちは常に「異質な他者と共に何かに取り組むとはどういうことか」という問いにさらされることになった。 本書では,この問いに対して,「学際性」と「共同性」という二つの視点から考察を加えていく。〔この活動に〕中心的に関わってきたメンバーの論考に加えて,第一線で活躍する外部研究者を含めたさまざまな「他者」を巻き込みながら議論が展開される。(「序章」より) 執筆者紹介(執筆順,*は編者) 1)現所属,2)執筆時所属 萩原広道*(ハギハラ ヒロ
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