20世紀の人文学が「核戦争」というテーマに取り憑かれていたように、21世紀に人文学というものの意味があるとしたら、「グーグル八分」を自分の言葉で語ることから逃げられない。その観点から見ると、「ウェブ進化論」への否定的な論評はもうひとつ食い足りないものが多かったが、やっと納得できるものに出会った。 まなざしの快楽 〜 「薄氷のコミュニケーション」の章 - なぜ「否定神学システム」を回避することは不可能なのか。 まなざしの快楽 〜 「薄氷のコミュニケーション」の章 - Googleはなぜ「世界征服」をめざすのか その3 ただ、こうやってリンクしただけでは、既に読んでいた人以外は間違いなく逃げ出してしまうような、哲学ジャーゴン山盛りの超難解な文章であり、かと言って、自分で解説できるほど理解しているわけでもない。 それでどうしようかと思ったが、なぜこの文章がこれほど難しくなるかについて書いてみよう