生活保護問題対策全国協議会など、困窮者支援に取り組む全国の15団体が9月13日、武見敬三厚生労働大臣に2025年度の生活保護基準額の改定で大幅な増額と夏季加算の創設を求める要望書を提出しました。 物価高なのに、生活保護基準が切り下げられようとしているってどういうこと? 冬にはある光熱水費の加算が、もはやエアコンが必須の夏にはないってどういうこと? 要望を取材し、当事者の話を聞きました。 生活扶助基準額の引き上げと夏季加算を要望 要望は次の3点です。 ・2025年度の生活扶助基準額を全ての生活保護利用世帯について、少なくとも7.7%以上引き上げること ・夏季の光熱水費を賄うための夏季加算を創設すること ・全ての生活保護利用世帯について、エアコン購入費用の支給を可能とすること 生活保護の基準額について、国は ①2023年度〜2024年度の2年間は2019年度当時の消費水準に、一人あたり月100