まずは下の一覧表をよくご覧いただきたい。新聞広告業界筋がABC協会の公表データをもとに集計した最新時点の新聞発行部数だ。自称「全国紙」の朝日、毎日、読売、日経、産経の5大紙と各地域のブロック・地方紙首位の部数とシェアが47都道府県別に並んでいる。新聞業界でも知る人が少ない極秘データで、新聞各社の真の実力が端的に表れている。 「毎日」脅かす「日経」の躍進 グレーの部分はその都道府県で部数が一番多い新聞を示しており、米大統領選挙のように1位総取りで「星取表」をつけると、読売が茨城、埼玉、千葉、東京、神奈川、滋賀、大阪、和歌山、山口の9都府県を制し、断然トップだ。これに対し、ライバルの朝日は奈良1県だけ。読売の強さが際立つ。しかも、読売は人口が多い関東と関西で1位を占め、部数を荒稼ぎしている。読売はさらに北海道、兵庫、福岡など25道府県で2位を確保した(注・以下、各県で2番手以下のブロック・地方
「引き算」人生で落ち込む日本人 ≪欠落部分に耐えられず≫ 戦争もなく、食料危機もなく、学校へ行けない物理的な理由もないというのに、そして私流の判断をつけ加えれば、今日食べるものがないというのでもなく、動物のように雨に濡れて寝るという家に住んでいるのでもなく、お風呂に入れず病気にかかってもお金がなければ完全に放置される途上国暮らしでもないのに、読売新聞社が昨年12月行った全国世論調査では、30、40代では、自分の心の健康に不安がある、と答えた人が40%にも達したという。 しかも多くの人たちが、不安の原因を仕事上のストレスと感じているという。ストレスは、自我が未完成で、すぐに単純に他人の生活と自分の生活を比べたり、深く影響されるところに起きるものと言われる。 ストレスは文明の先端を行く国に多いのだろうと私は長い間思いこんでいたが、まだ残っている封建的社会にも実はあるのだと或る時教えられた。社会
ミドリ十字の続きを書こうと思っていたのだが、草思社が民事再生法の適用を申請したというニュースについて触れておこうと思う。 草思社は小規模ながら良質なノンフィクションを出版し、また少なからぬベストセラーも生んできた会社である。 思いつくままにその書名をあげれば、「清貧の思想」「声に出して読みたい日本語」「平気でうそをつく人たち」、そうして自動車評論家・徳大寺有恒氏が20年以上にわたって毎年出版してきた「間違いだらけのクルマ選び」などがパッと浮かぶ。 絶好調時には売れる芽のある本が出てくると大きく宣伝をしてさらに売上げを伸ばしたため、30人程度の規模のわりには派手で名の知れた会社である。「声に出して読みたい日本語」などは比較的最近出版された部類の本だけに今回の件は少々意外な感じもするかもしれない。 ただ中小の多くの会社がそうであるように出版専業の会社であるため、収入の手だては書籍の売り上げしか
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