仕様書をいい加減に書くと、思った通りのプログラムが出来上がらない。かといって懇切丁寧に書いていると、自分でプログラミングしたほうが早いというバカバカしい気持ちになる。そうでなくても、仕様書とソースコードの整合性を維持するのが面倒――これらの矛盾を解消するのが、筆者の言う「アプリケーションドライバ」だ。アプリケーションドライバは仕様書(仕様情報)を読み込んで、システムを動的に立ち上げる。 筆者謹製のアプリケーションドライバ「XEAD Application Driver」の公開に先立って、その概要を紹介しよう。このツールは大雑把に言うと、"Editor"と"Driver"の2種類のソフトウエアで出来ている。仕様書を編集するためのソフトが"Editor"で、編集された内容を解釈してシステムを立ち上げるためのソフトが"Driver"である。 "Editor"を用いて仕様書を編集している様子が図1
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