細胞が自らのたんぱく質を分解して再利用する「オートファジー」(自食作用)の働き具合を簡単に測る方法を開発したと、東京大の水島昇教授(細胞生物学)らのチームが5日、米科学誌モレキュラー・セル電子版に論文を発表した。オートファジーと病気との関連を調べる研究や、オートファジーに作用する薬の探索に役立てられるという。 オートファジーは、今年のノーベル医学生理学賞に決まった大隅良典・東京工業大栄誉教授がその仕組みを見つけた。アルツハイマー病やパーキンソン病といった神経変性疾患や、がん、感染症など様々な病気の発症に関連していると考えられている。 チームは、オートファジーが起きると分解されて減少するたんぱく質と、分解されずに量が変わらない別のたんぱく質の量を比べることで、オートファジーの活性を測る手法を考案。培養した細胞だけでなく、マウスの受精卵や小型魚のゼブラフィッシュの眼球でも測定できたという。 従
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