先週、ドイツに出張してきたのだが、ハンブルグ商工会議所の課長さんから面白い話をうかがった。 企業フェアのようなイベントを企画して、貿易実績のあるアジア諸国の企業に参加を打診した ところ、マレーシアや中国、韓国といった国からは待ってましたとばかりに、それぞれ50社以上 のエントリーがあった。 ところが、日本からは〆切間近になって、ようやく10社ほどがエントリーしただけだったそうだ。 もちろんこれは震災前の平時の話。企業が営業を自粛する理由など何もない。 「いったい、日本で何が起こっているのか」と、親日家の多いドイツ人は本気で心配していた。 ついでにいうと、この手の話はけして珍しいものではなく、 「100億規模のコンペのオファーが来たのに、部署間でたらい回しにした挙句に不参加」 なんて話は大手企業ではたまに聞く。 よく「最近の若者は内ごもりだ」という論調があるが、少なくとも海外から見れば、日本