個性ってなんだろう 「個性を大切にしましょう」。 おなじみ、私たちが幼い頃からずっと聞かされてきたフレーズです。 個性的であること、他の人たちとは違う意見を持つことは、表向きは「よいこと」とされています。個性を伸ばすことの大切さは、小学校の道徳の授業でも習います。 しかし、実際には「みんなと違う」のは大変なことです。 個性という言葉を辞書で調べてみましょう。 『広辞苑』によれば個性とは「(1)個人に具わり、他の人とはちがう、その個人にしかない性格・性質。(2)個物または個体に特有な特徴あるいは性格」なんだそうです。 個性とはその人のオリジナリティなんだ、ということが淡々と定義されていて、ここに「みんなちがって、みんないい」みたいな価値観は特に反映されていません。 このまじめな定義に対して、2016年に小学館が実施した「あなたの言葉を辞書に載せよう。2016」キャンペーンにたくさんの人が投稿
