セ・リーグが実行委でクライマックスシリーズ(CS)の第2ステージ(S)でアドバンテージ制を導入するようパに提案した。セ理事会で口火をきったのは、昨季にリーグ優勝したものの、第2Sで2位の中日に3連敗して日本シリーズ進出を逃した巨人だったという。 パは昨年のCS論議で、アドバンテージ制を訴えた。先にプレーオフ制を導入し、シーズン1位のダイエー(ソフトバンク)が2年連続で日本シリーズ進出を逃した経験があるからだ。中日、阪神もパの意見を支持したが、巨人が「(セ・パ統一のCSは)初めてだからシンプルにした方がいい」と強く主張し、アドバンテージなしに決まった経緯がある。 巨人の清武球団代表は「常に新しいものをファンに提供していくのが私の持論。邪推しないでほしい」と強調。CSでの3連敗や大型補強の成功との関連を否定した。確かにそう言ってはきたし、問題点があれば再検討することも合意していたが、唐突の印象