平成25年2月8日 九州大学 Tel:092-642-2106(広報室) 科学技術振興機構(JST) Tel:03-5214-8404(広報課) 国立大学法人 九州大学(総長 有川 節夫、以下「九州大学」という)、一般財団法人 総合科学研究機構、国立大学法人 茨城大学の研究グループ(代表:九州大学 小江 誠司(おごう せいじ) 教授)は共同研究により、自然界に存在する水素活性化酵素「ニッケル-鉄ヒドロゲナーゼ注1)」をモデル(模範)として、同様の働きをする新しいニッケル-鉄触媒注2)を開発しました。そして、この触媒を用いて、常温常圧で水素から電子が取り出せることを示しました。これまで、自然界の酵素をモデルとすることで、安全・高性能・低コストな人工触媒の開発が多く試みられてきました。これまでの、最良の機能モデルは、2007年に九州大学の同研究グループが開発したもので、「鉄」ではなく貴金属であ