アニメーション監督 神山健治も出資する新会社 『全ての顧客を観客に』 STEVE N’ STEVENは、アニメ業界に何をもたらすのか 前編 インタビュー 古田彰一氏(博報堂)/神山健治監督/石井朋彦プロデューサー 4月1日、日本のアニメ業界とコミュニケーション業界で、新たなビジネスを目指す会社STEVE N’ STEVEN(スティーブンスティーブン)が設立された。二つの業界をつなげる、映像とコミュニケーションのコラボレーションというコンセプトの斬新さだけでなく、多くの人を驚かせたのはその出資構成だ。 博報堂DYグループに加え、『攻殻機動隊 S.A.C.』シリーズや『東のエデン』、『精霊の守り人』などで知られるアニメ監督の神山健治氏が出資者に名を連ねる。大手企業の出資する新会社にクリエイター自ら出資することになる。また、神山監督は博報堂のクリエイティブディレクター古田彰一氏と伴に、同社の共同