難しいですね。ダメな理由をあげると、 波が高いと走行困難になる。外海の太平洋や日本海は結構波が高く、海面数mしか上がらない地面効果翼機では運用が困難です。特に旋回時は翼の先端が水面にかなり近くなり、波に当たると機体破損の墜落事故になります。欠航が頻発すると路線としては機能しませんので、これだけでも致命的です。 かといって内海で、たとえば瀬戸内海で時速300~500kmなんて出したら他の船舶と衝突間違いなしです。 機体は船舶と違って航空機と同等です。 軽い素材で頑丈にはつくられていません。 海水の腐食でメンテナンスの頻度が高く、部品交換の多さでコストがかさみ採算が取れないでしょう。 船舶が利用されるのは、速度が遅くても大重量、大容積のものが搭載できるからです。 地面効果翼機がある程度重い荷物を載せられるとはいっても、それは航空機と比べて多少は、といった程度であって船舶とは比較になりません。
