プログラム可能な準生命体「サイボーグ細胞」の開発に成功! / Credit:Canva現在の合成生物学が目指す究極の目的は、生命システムを改変し、目的に応じて自由に追加機能をプログラム可能なバイオマシンを作り上げることです。 現在の医薬品は胃腸薬として使われる乳酸菌など一部を除いて、基本的には非生命によって構成されています。 一方、合成生物学が目指すのは、がん細胞だけを食べてくれたり、薬物を特定の臓器に届けてくれたり、老化した細胞のDNAを修復してくれる人工生命体です。 人工生命体と言うとSFやオカルトの世界の話だと思われがちですが、凄まじい速度で進歩する合成生物学は、夢のような話を着実に現実に変換しつつあります。 合成生物学によって人工生命体を作る方法は現在2つ存在しており、1つは生命の遺伝子を組み変えて人類にとって都合のいい機能を詰め込む方法です。 この方法はベースが元から存在する生命