同書籍は、もともと本フォーラムにて連載していた『C# 2.0入門』、『C# 3.0入門』の記事を整理統合し、加筆、修正されたものです。 手元でまとめて読みたい方は、ぜひ書店などにてお買い求めください。 【注意】本記事は、書籍の内容を改変することなく、そのまま転載したものです。このため用字用語の統一ルールなどは@ITのそれとは一致しません。あらかじめご了承ください。 18.1 LINQプロバイダーを導入する別の理由 前章では、クエリを遠隔地のサーバーに依頼するためにLINQ to Objectsではなく、カスタムなLINQプロバイダーを使用する価値があることを示した。しかし、それはLINQプロバイダーを使用する理由のすべてではない。別の意図で作成されるLINQプロバイダーもある。 たとえば、「LINQ to XML」はXML文書に対する検索を依頼するLINQプロバイダーであるが、これは遠隔地