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2007年4月30日のブックマーク (11件)

  • 超映画批評『戦国自衛隊1549』70点(100点満点中)

    『戦国自衛隊1549』70点(100点満点中) オリジナルとは別ものとして楽しむべき 79年に千葉真一主演で映画化された、半村良原作『戦国自衛隊』をもとに、ストーリーを新たにした最新作。原作は最近人気の福井晴敏(「終戦のローレライ」ほか)、陸上自衛隊全面協力の軍事SFアクション大作だ。 かつて陸自の特殊部隊で実力トップだった主人公(江口洋介)は、今では居酒屋の店長としてのんびり暮らしていたが、突然現れた隊員らにより半ば強引に召集される。神崎怜2尉(鈴木京香)らの説明によると、先日予期せぬ事故で460年前にタイムスリップしてしまった中隊が、歴史に干渉し始めたため、現代の世界が消えつつあるという。主人公はかつて直属の上司だったその中隊長が作成した作戦シミュレーションを、ただ一人クリアしていた実績を買われ、戦国時代の彼らを止める新たな作戦メンバーに選ばれていたのだった。 前作とのもっとも大きな違

    kmachu
    kmachu 2007/04/30
  • 超映画批評『ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12ヶ月』85点(100点満点中)

    『ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12ヶ月』85点(100点満点中) 30代男女に最適な楽しい一 全世界の負け犬女性(30代独身彼氏ナシ)の共感を呼び大ヒットした前作『ブリジット・ジョーンズの日記』の続編。監督は変わったものの、主要キャストの変更はなし。 仕事も恋もダメダメな主人公ブリジット(レニー・ゼルウィガー)にも、ついに念願の彼氏(コリン・ファース)ができた。ラブラブな日々が過ぎ、二人の仲は順風満帆と思っていた矢先、彼氏と美人秘書の仲むつまじい姿を目撃してしまう。幸せな日々は一転、疑心暗鬼にとらわれるブリジット。グッドタイミングで現れた女たらしの元上司(ヒュー・グラント)からの誘惑。ああ、まだまだ当の恋の幸せは遠いのか?! とにかく抜群に面白い、笑いの止まらない第二弾である。飛び出すギャグすべてがクリーンヒット、前作で大笑いした人ならたまらないネタが連発だ。 主人

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    kmachu 2007/04/30
  • 超映画批評『ホテル・ルワンダ』95点(100点満点中)

    『ホテル・ルワンダ』95点(100点満点中) スリリングなサバイバルドラマ 『ホテル・ルワンダ』は、奇妙な経緯をたどった映画作品だ。もともと作品の評価は高かったが、オスカーレースに絡んだため買い付け価格が上昇、日における人気スターなど皆無の地味な社会派作品だったため、採算が取れないと判断され、日公開はこれまで実現しなかった。 ところが、インターネットを中心にした公開嘆願の署名運動が行われ、ようやく公開が決まったというわけである。署名規模は数千名と、絶対数自体は少ないものだが、観てもいない映画の公開を求める人がそれだけいるというのは、ある意味すごい事である。そして、この作品が、その人たちの期待を裏切ることは、まずないだろう。良い映画である。 1994年、アフリカのルワンダ。主人公のポール(ドン・チードル)は、この国でもトップクラスのホテルの支配人だ。彼は、や子供たちを愛する心やさしい家

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    kmachu 2007/04/30
  • 超映画批評『東京大学物語』65点(100点満点中)

    『東京大学物語』65点(100点満点中) 原作者でなければ絶対できない凄まじい実写映画漫画『東京大学物語』といえば、江川達也の代表作にして、コミック史上に残るトンデモ最終回が大評判(大不評?!)の問題作。リアルタイムで週刊スピリッツを読んでいた私のような人間にとっては、あのすさまじい終盤の展開は、ある種のトラウマである。 もともと江川達也は、変化球好きというか、反骨精神たくましい漫画家で、毒のない『ドラえもん』へのアンチテーゼとして『まじかる★タルるートくん』という子供向け(?)漫画を描いたと言われるくらいの人物。その彼が渾身の力で送り出した漫画『東京大学物語』は、それはそれは凄い作品であった。萌えの原点だの、究極のエロ漫画だの、色々といわれているが、確かにそれは真実であろう。 その『東京大学物語』が、ついに実写映画となった。しかも、監督は江川達也人。そして製作はアダルトビデオ界の雄

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    kmachu 2007/04/30
  • 超映画批評『県庁の星』70点(100点満点中)

    『県庁の星』70点(100点満点中) 誰でも楽しめる、堅実なつくりのロマンティックコメディ 『県庁の星』は、関係会社からは最大級の期待をかけられている一だ。何しろ、日映画界最大の集客力を持つとされる織田裕二と、ファッションリーダー柴咲コウのロマコメという、売れセンど真ん中の作品なのだから。 主人公は、出世意欲満々の、とある県庁のエリート公務員(織田)。大手建設会社の社長令嬢と婚約し、担当した数百億円単位のビッグプロジェクトの成功も目前と、その未来は前途洋々だ。そんなある日、彼は民間交流の一環として、あるスーパーに派遣される。そこは、賞味期限切れ近い材で惣菜を作り、バックヤードの整理もままならない、3流店だった。お役所のルールがまったく通じない民間ならではの現場にあきれた彼は、教育係として自分の担当になったパート職員(柴咲)との対立も深めていく。 読んでおわかりのとおり、エリート勝ち組

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    kmachu 2007/04/30
  • 超映画批評『カーズ』90点(100点満点中)

    『カーズ』90点(100点満点中) 他の追随を許さない、圧倒的な完成度の高さ 『ファインディング・ニモ』『Mr.インクレディブル』に続く、ディズニー/ピクサーによる3D-CG長編アニメーション。冬に公開された前二作と違い、今年は満を持して、最激戦区たる夏シーズンにぶつけてきた。今回の内容は、擬人化された車たちが繰り広げるファンタジードラマだ。 主人公は、天才新人レースカーのマックィーン(声:オーウェン・ウィルソン)。圧倒的な才能を持ち、自己中心的な性格の彼は、ひょんなことから地図にも載っていない田舎町ラジエーター・スプリングスに迷い込んでしまう。 『カーズ』は、実在のルート66の物語からヒントを得て作られている。それは、わずかな時間を短縮するため建設されたバイパス道路のせいで、うち捨てられた小さな町の衰亡の物語だ。その町をモデルに作られたラジエータースプリングスには、あらゆる場所にノスタル

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    kmachu 2007/04/30
  • 超映画批評『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』65点(100点満点中)

    『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』65点(100点満点中) いかにもアメリカ人が作った、いいかげんなニッポン描写が楽しい 『ワイルド・スピード』シリーズは、一言でいえばハリウッド製ヤンキー映画。毎回どこぞの街を舞台に、チョイワルな若者たちが改造車の公道レースに命をかける。シリーズのどれを見ても、ピカピカのカラフルなレースカーが爆音をあげる、迫力満点のチェイスシーンが見所になっている。クルマ好きのカップル向き娯楽映画だ。 このパート3最大の話題は、舞台が東京ということだろう。アメリカ映画界が日を舞台にした映画を作ると、妙な勘違いによる独特の奇妙なムードが生まれることがよくあるが、この映画もまさにそれ。この映画を世界で一番楽しめるのは、おそらく日人、それも東京をよく知る人だろう。 主人公はカリフォルニアの高校生(ルーカス・ブラック)。無類のクルマ好きを自認する彼は、今日も引

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    kmachu 2007/04/30
  • 超映画批評『16ブロック』75点(100点満点中)

    『16ブロック』75点(100点満点中) ラストショットがうますぎる 平凡な映画でも、はっとさせるワンシーンがあると、すべてをチャラにしてあげたくなる場合があるが、もっとも重要とされるラストシーンがそうした「至福の瞬間」であった場合、評価に与える影響はより大きい。『16ブロック』はまさしくそんな作品で、これはもう、最後のワンカットを味わうためにすべてが作られているかのような、そんな映画である。 ニューヨーク市警のベテラン警官(ブルース・ウィリス)は、捜査中の事故で足を悪くし、今では酒びたりの堕落した日々を送っているが、ある日裁判所まで、証人(モス・デフ)の護送を頼まれる。目的地まではわずか16ブロック。15分もあれば済む用事のはずだったが、彼らは途中で猛烈な攻撃を受け、命がけの逃亡劇を繰り広げることになるのだった。 映画のテンプレートとしては、おしゃべり黒人のお調子者のチンピラと、気難しい

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    kmachu 2007/04/30
  • 超映画批評『007/カジノ・ロワイヤル』80点(100点満点中)

    『007/カジノ・ロワイヤル』80点(100点満点中) リアル志向のスパイ映画に立ち返り大成功 英国の紳士的なスパイの活躍を描く『007シリーズ』は、これまで色々なやり方でマンネリ打破に挑んできた。それは007が、イアン・フレミングによる原作からの根強いファンを多く抱えるとはいえ、すでに年間有数のビッグバジェットシリーズとなった以上、その期待にこたえつつも、常に若い新しいファンを取り込んでいかねばならない宿命にあるからだ。オジサン相手の古臭い古典と思われたら、そこでシリーズの命運は尽きるのだ。 そのため、主人公のジェームズ・ボンド役を数作ごとに変更、リフレッシュしたり、話の展開を派手にするなど様々な試みが行われた。しかし、ボンドが宇宙にまで進出したり、VFX満載で人間離れした動きを見せるアクションシーンは、スパイムービーとしての質を大きく逸脱しており、主演俳優の変更とてその手法自体がマン

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    kmachu 2007/04/30
  • 超映画批評『キング・コング』90点(100点満点中)

    『キング・コング』90点(100点満点中) 筋肉はT-レックスの牙よりも強し 『ロード・オブ・ザ・リング』3部作の監督、ピーター・ジャクソンは、9歳のときにテレビで見た、『キング・コング』(1933)に衝撃を受け、映画監督を志したという。その情熱は、12歳のときにミニチュアを用意して、自らリメイクをはじめたほど。やがて彼は30年の時を経て、作品を監督、ついに長年の夢を実現させたことになる。 この、ピーター・ジャクソン監督によるリメイク版『キング・コング』をみて、最も私が素晴らしいと感じる点は、まさにその、作品に対する愛情の深さにある。随所にキングコング、そしてオリジナル作品への思いの深さ、敬意が感じられるし、全身全霊をかけたと思わせるほどのパワーも感じられる。さすがは「33年のオリジナルが一番好きな映画」と公言しているだけのことはある。 舞台は1930年代、不況真っ只中のアメリカ。野心家

    kmachu
    kmachu 2007/04/30
  • Peak Obsession

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    kmachu 2007/04/30
    has_manyを持つモデルの編集方法