2012年4月26日配信の本コラムで、消費税増税は「プロレス」だと書いた。それに対して、何人かの国会議員からプロレスには加担しないという力強いご意見を伺ったが、今、民・自・公の3党合意をみると、残念ながらやはりプロレスだったことが明らかだ。 政権交代時の公約を破って増税しようとしてるのに、マスコミや評論家諸氏はこの民主主義の大原則を破る行為を非難しない。しかも、政党政治のルールと手続きを無視して、民主党は野党と野合し、なりふり構わず通そうとしている。これは戦後政治の歴史の中で最悪級の醜態だ。欧州危機が目前に迫る中で、経済的にも増税のタイミングは最悪だ。 起立採決で「造反」うやむやに? 先のコラムで、「6月末の国会会期延長になると、9月の代表戦、総裁戦の前倒しという議論もでてくる」と書いた。まさに、今「9月8日までの79日間延長」されようとしている。衆議院採決の日取りで21日か週明けかで民・