物価高の影響で固くなりがちな財布のひも。“身近さ”や“便利さ”を売りに成長を続けてきたコンビニも曲がり角にさしかかっています。 各社が模索する次の時代の便利さとは。 (経済部記者・吉田幸史) 「ロボットが走行しています。ご注意ください」。東京・八王子市の郊外を走る、高さ1メートル弱のロボット。 セブンーイレブンは、店舗から商品を配達する全自動走行型のロボットの導入に向け、実証実験を始めようとしています。地元の警察から認可されれば、公道を時速6キロほどで走行できます。 高度経済成長期に開発が進んだこの地区では住民の高齢化が進行しています。店舗まで足を運ぶのが難しい人たちに商品を届けようという試みです。