イスラエルがパレスチナ自治区ガザに軍事侵攻を行ったことに対して国際的に激しい非難の声が上がっている。その中で欧州で反ユダヤ主義の兆しを示唆する動きが起こっているという報道が複数のメディアで流れた。 本稿では、米紙『ワシントン・ポスト』、英紙『インディペンデント』、カナダ紙『グローブ・アンド・メイル』、ロシアの報道専門局『RT』、ドイツ国際放送局「ドイチェ・ヴェレ」、イスラエル紙『ハーレツ』の六ヶ国のメディアが、この欧州における反ユダヤ主義の兆候についてどう報道したのかに注目したい。 まず最初に、米紙『ワシントン・ポスト』が7月30日付の記事で報じた内容を以下にまとめてみたい。 * * * イスラエルとパレスチナの紛争は欧州の街頭にも飛び火している。平和的なもの、暴力的なものを含めて、抗議デモが多発しており、欧州全体で緊張が高まっている。 ロンドンでは45,000人がイスラエル大使館
中東カタールの衛生テレビ局「アルジャジーラ」が本格的な米国進出を狙っている。既に昨秋、アル・ゴア米元副大統領らが出資するテレビ局を5億ドルで買収した。だが近年、その報道姿勢が物議を呼んでおり、同局は今、大きな曲がり角に立っていると言えそうだ。 10年前にアラブに報道革命をもたらしたカタールの衛星テレビ局「アルジャジーラ」――。これまで自らに向けられた批判には物ともしてこなかった。だが、同社支局のように米国空軍のミサイルによる爆撃を受けたり、エジプトの革命主義者による放火を受けたりしたテレビ局はほかに例がない。また、これほど多くの政府や政治家に批判されてきたテレビ局もない。 リビアの故ムアンマル・カッザーフィー(カダフィ)大佐は、革命を扇動したとしてアルジャジーラを公然と非難していた。内戦状態にあるシリアの政府は、アルジャジーラがシリアの都市に似せたセットを組んで、反政府デモの映像を捏造した
反イスラム映画の余波 2012年09月19日 11:03 エジプトイスラム 反イスラム映画の余波は未だ各地で続いているようですが、流石にアラブ世界では収束しつつあるように見えます。 但し、今度は仏のCharlie Hebdoとかいう風刺雑誌がムハンマッドを茶化した漫画を掲載するそうです。 0700頃のfrance 2 TVではその編集長が、言論の自由で仏の法律内のことだと言っていましたが、どう見てもたちの悪い便乗商業主義にしか見えません。 他方、エジプトでは検察長官が、件の映画に関係した在米エジプト人コプト教徒7名を起訴すると発表したとのことです。 罪名はイスラム教及び預言者の侮辱、宗派対立の扇動、エジプトに対する破壊工作等だとのことです。 この起訴については確か数日前エジプトの(確か世俗派と思うが)法律家だったかが、ムハンマドはエジプト人ではないとして、その不当性を論じていたように思いま
チュニジア情勢(驚いたこと 2) 2011年01月17日 14:13 チュニジア中東関連 チュニジアの情勢は未だ未だ流動的ですが、先日書いた驚いたことに続いて驚いたことをもう二つくらい。 先ず驚いたのは日本も含めて先進国メディア(勿論それに政府等も付け加えなければならないが)の無責任さ、と言うか変わり身の早さです。 このところベンアリの没落以来、独裁政権の末路は、とか独裁政権の他の独裁政権に対する波及とか、ベンアリ治下のチュニジアが大変な独裁国家で、それを倒した今回の民衆の抗議運動(ジャスミン革命と呼ぶそうだが)が政府に対する不満をに爆発させた、その影響は大きいと言った解説、ニュースばかり流れています。 それ自体は全く正しい認識で、べンアリ政権が独裁政権で、国民を厳しく締め付けてきたことは事実です。 しかし、そのようなことをどこの国の大きなマスコミが声を大きくして言っていたでしょうか? 勿
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