読書は毒書だ。読前読後で変わらないなら、読む意味がない。ヒマつぶしなら、もっと有用なのがあるだろ? わざわざ時間とアタマ使うくらいだから、響いたり刺さったりしないと。 BRUTUS「危険な読書」の特集を読んだ。イイのを選んでいるライターさんもいるのだが、全体的にぬるい。というか甘い。わずかに夏目房之介・島田一志の対談と、町田康のインタビューが良い感じで、あとは表紙のいかがわしさに値しない狗肉が並んでいる。ファッション誌である所以、読書を「ファッション」として見なすビギナー向けなのかも。 もっと「読んだことを後悔するような劇薬小説」とか、「世界観を絨毯爆撃するようなマンガ」とか無いの? 一読したら、二度と立ち直れないような作品が欲しいのに。カフカは言った。どんな本でも、僕たちの内の凍った海を砕く斧でなければならないと。本当に「危険な読書」とは、脳天への一撃となる本なのだ。 ここでは、そんな「
「いい聞き手だな」と感じた人がこれまでに2人いる。ひとりは昨年亡くなったジャーナリストの竹田圭吾さん。もうひとりはドイツ語翻訳者の池田香代子さんだ。 キャラの異なる2人に共通しているのは勉強していること。そして、話し手から引き出したいコメントを想定し、的確な間合いと順序で適切な質問ができることだ。聞き手と話し手の関係は、サッカーのアシストとシュートの関係に似ている。 「池田香代子の世界を変える100人の働き人」に13人目の働き人として出演した。池田香代子さんと言えば、この番組を提供する「デモクラシータイムス」の同人でリベラルの最先鋭として知られている。 【子宮頸がんワクチン再考の時 村中璃子さん 池田香代子の世界を変える100人の働き人 13人目】 はじめて池田さんから連絡があった時、内心「やった!」と思った。 というのも、私の書いた子宮頸がんワクチン問題の記事はこれまで『ウェッジ』や『新
淵明庵さんが、閉店すると言うので、 いたばしTIMESさんとお店で待ち合わせ 淵明庵さんの名前は、中国の吉田類、陶淵明から取ったらしいわ。 高尚なのか、飲兵衛なのか、微妙なとこが板橋らしいわ。 それにしても、いたばしTIMESさん早く来ないかしら・・・。 つきだしは、荒野豆腐的な物の中に鶏肉が詰めてあるやつと かにかまぼこ。 そこに、いたばしTIMESさん登場。 「待った?」「うん、会いたかったわ」 と言うような会話は、特になかったわ。 ご主人がこの日のお勧めと言ういさきの刺身。 日本酒「正雪」と合わせると、とろけるわ。 流石、本日のお勧め。常連さんが釣って来たらしいわ。 ご主人の腕が光る一品も頼みましょうと言うことで頼んだ 鶏肉と野菜の酢の煮物。 人参が柔らかくて、皮のむき方にプロを感じたわ。 盛り付けも美しく、酢の味が感じられる健康的な味。 鶏肉と野菜ってこんなに合うのね、と感動したわ
「平和構築」を専門にする国際関係学者 篠田英朗(東京外国語大学教授)のブログです。篠田が自分自身で著作・論文に関する情報や、時々の意見・解説を書いています。過去のブログ記事は、転載してくださっている『アゴラ』さんが、一覧をまとめてくださっています。http://agora-web.jp/archives/author/hideakishinoda 丸山眞男が、1969年の東大紛争で研究室を荒らされた後、全共闘の学生たちに「君たちのような暴挙はナチスも日本の軍国主義もやらなかった」、と述べたとされることは、有名である。<ただしhttp://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/52008482.html> 全く不謹慎な表現である。第二次世界大戦の死者は、推計5,000万人以上、ナチスによる凄惨な虐殺の被害者は推計500万人以上という規模だ。一人の大学教授の研究室の
新年早々つらいが、事実に直面しなくてはいけない。 昨年末の紅白歌合戦。 とても輝いていたのは、欅坂46.私が中学生なら、総合司会者と同じように彼女たちのファンになっただろう。 一方、われらがPerfume。私は、一昨年秋、個人的な事情からコアファンを引退したが、もちろんいまでも彼女たちを愛している。 そのPerfumeはまったく輝きを失ってしまった。なぜだろう。 年齢ではない。彼女たちが驕ったからでもない。彼女たち自身は何も変わっていない。 変わったのは、距離感だ。 彼女たちは、我々のPerfumeではなくなり、彼女たち自身が一番のPerfumefanであり、fanと一体化していたところが、Perfumeの最大の、いや唯一の魅力だった。 それが失われた。 彼女たちはアイドルからスターになってしまったのである。 それは仕方がない。 しかし、いまやかっこよすぎるのだ。いや、正確に言えば、遠い存
私は最近、タコとよくLINEでやりとりをしているのだが 何気なく「悩みとか無いんですか?」と聞いたら 「強いて言えば、寿命が短いことですかね」と返ってきた。 聞いてみると、タコという種族は長くても3年生きられればいい方だということだった。 「だからいまを生きるっていうか、刹那的な生き方してるヤツが多いですよ。俺も、もう2歳過ぎてるんで、いつ寿命が来るか分からないんですよね。」 と言っていた。あまり深刻そうな感じではないのが不思議だったが、タコの世界ではそれが普通なのだから、彼らなりに納得しているところがあるのだろうと思った。 このタコも、だいぶ積極的な生き方をしているようだった。 私は、デートに誘われたのである。 「今度一緒にランチ行きません?オススメのイタリアンを知ってるんです。」 いきなりそう言われて、困ってしまった。私はこういうお誘いには慣れていないのである。 初めのうちは断るつもり
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