北海道公安委員会から違法に猟銃の所持許可を取り消されたとして、北海道猟友会砂川支部長の池上治男さん(75)=砂川市=が道を相手取り、処分の取り消しを求めた行政訴訟の控訴審判決が18日、札幌高裁であった。小河原寧裁判長は、道に処分取り消しを命じた一審判決を取り消し、池上さんの請求を棄却した。 2021年12月の一審札幌地裁判決によると、池上さんは18年8月、砂川市から要請を受け、同市内の山林でクマに発砲。公安委は建物の方向に撃ったとして、鳥獣保護管理法違反などを理由に19年4月、所持許可を取り消した