中央公論新社 四六判上製・函入り 各巻約600ページ 予価 6,800円(税別)この記事の写真をすべて見る 今年は、文豪・谷崎潤一郎の没後50年を来年は、生誕130年を迎えます。 このタイミングに合わせて、中央公論新社は、決定版「谷崎潤一郎全集」(全26巻)を5月10日から刊行開始します。さらに、それに先駆けて4月8日には、歴代の谷崎潤一郎賞受賞作家を集めて鼎談イベントを開催。登場するのは、阿部和重氏、川上未映子氏、奥泉光氏の3氏です。いずれも谷崎作品に造詣が深い面々とあって、谷崎作品の魅力に触れるチャンスとなっています(お問合わせ:サンライズプロモーション0570-00-3337)。 谷崎と言えば、昨年11月25日に、妻・松子と、妻の妹・重子らと交わした未公開書簡288通が発見されたことも注目を集めました。松子と重子姉妹は、谷崎の代表作の1つ『細雪』で描かれた、豪商の美人4姉妹のモデ
700ページをこえる専門書『21世紀の資本』がベストセラーになっている。この書籍によって世界中で経済的格差について大きな議論を巻き起こしているが、格差は医療分野にも及んでいるという。ベストセラー『がんばらない』著者で諏訪中央病院名誉院長の鎌田實氏が、アベノミクスによって長寿国日本の地位が危うい状況について解説する。 * * * 国際非政府組織「オックスファム」は貧困と不正を根絶するための持続的な支援を行なっている団体だ。その「オックスファム」が、先月「世界で貧富の差がさらに拡大していく」と発表した。 このままいくと来年には、もっとも裕福な上位1%の資産合計が、その他99%の資産合計を上回ると予測したのだ。2009年は上位1%の資産は世界の44%だったが、2014年には48%に増えた。それがもうすぐ50%を超えるというのだ。 一方、下位80%の庶民の平均資産は、その上位の資産の700分の1と
戦後70周年を迎える今年、中国はあの手この手で日本に歴史戦を仕掛けてくるだろう。しかし恐れる必要はない。ここに並べた最低限の知識さえあれば、中国が喧伝するデマなどあっさり論破できる。 中国のウソの中で「最大のヒット作」(評論家・黄文雄氏)が南京大虐殺だ。 中国は、1937年12月13日に日本軍が中華民国の首都南京を占領後、6週間以内に30万人以上もの中国人を殺害したと主張するが、当時の南京の人口は20万人しかいなかったうえ、虐殺報道で証拠とされた写真も加工や事実と異なる点が認められた。 デタラメぶりは、南京大虐殺の象徴とされる逸話「百人斬り競争」でも示される。 南京攻略の最中、陸軍の野田毅少尉と向井敏明少尉のどちらが先に百人斬るか競ったという記事が1937年11月から計4回にわたり、東京日日新聞(現・毎日新聞)に掲載された。 紫金山麓攻略戦中に「百六対百五」という「超記録」を叩き出し、さら
ドイツ、フランスの仲介により停戦合意へこぎつけたものの、いまだキナくさいウクライナ情勢。いったいロシアの真意はどこにあるのか? プーチン大統領の思惑とは? 2月28日に新刊『嘘だらけの日露近現代史』を上梓する憲政史研究者の倉山満氏に聞いた。 ――ストレートに質問しますが、ロシアはなぜウクライナに対してあれほど強気なのでしょうか? 「プーチン大統領にとって、ウクライナはあくまで自分たちの持ち物です。元KGBである彼の故郷はロシアではなくソ連邦。ウクライナを狙うのは、彼が旧ソ連を取り戻そうとする行為の一環なんです。プーチンは故郷であるソ連邦の歴史をムダにしたくないし、ソ連の崩壊が敗北だったとは決して認めたくない。例えばプーチンは、ガスプロムという天然ガスの企業を使って、ロシア人から搾取を続けています。かつてイギリスが東インド会社でやっていたような植民地化を自国で行っているわけです。この事実だけ
「北海道のみのもんた」の異名をもつフリーキャスターの佐藤のりゆき氏 (c)朝日新聞社 @@写禁この記事の写真をすべて見る 昨年11月に北海道知事選(4月12日投開票)へ「北海道のみのもんた」の異名をもつフリーキャスターの佐藤のりゆき氏(65)が出馬を表明した。現職の高橋はるみ氏(61)は自民党道連がすでに推薦を決定。主婦を中心に北海道ではファンの多い佐藤氏に、民主党、共産党が支援を決定。高橋氏自身が「今までで最も厳しい戦い」と公言している。 さらに陣営を不安にさせているのが、過去3回の知事選で全面支援してくれたJA北海道の「離反」だ。安倍政権は今月9日、全国農業協同組合中央会(全中)の地域農協への監査権の廃止を柱とした農協改革案をまとめ、全中を押し切った。 JA北海道中央会の会長で、全中の副会長も務める飛田稔章氏は同日、「今回の改革が、農業所得の増大にどのように結びつくのか、明確な説明はな
文化・自然など、地球の生成と人類の歴史によって生み出され、引き継がれてきた人類共通の遺産、ユネスコ世界遺産。日本でも和紙、和食、富岡製糸場などさまざまあれど、それ以外にも“俺”が声高らかにしたいオレスコ世界遺産はこんなにあった! ◆キリストを祭る盆踊りが!<奇祭> 男根神輿目当てに海外メディアも殺到する「かなまら祭」を筆頭に、世界が驚く日本の奇祭。奇祭評論家の杉岡幸徳氏は「奇祭と言える祭りは千以上ある」と語る。 「八百万の神がいる日本では祭り自体が多い。奇祭には豊作や子宝、安産祈願と結びついたものが目立ちますが、古い祭りでは起源は不明なものも目立ちます。なお比較的新しい奇祭の中には、話題作りを目的に言い伝えを掘り起こしたものもあります。温泉街に奇祭が多いのはそのためでしょう」 そして奇祭の中でも特に奇妙な3つの奇祭を選出してもらった。 「まずは『キリスト祭り』。キリストが青森で死んだという
<民主党は息を吐く様に嘘をつく>――。かつて自身のフェイスブックにそう書き込んだ安倍首相。この過激な言葉がそっくり我が身にハネ返っている。先週の衆院予算委員会で飛ばした「ヤジ」の説明について、「正確性に欠く発言だった」と事実誤認を認め、訂正に追い込まれた。 安倍首相は19… この記事は有料会員限定です。 日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。 (残り960文字/全文1,100文字) ログインして読む 【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】
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