●郵趣は過去にしかないのか? 体調不良で3日間空いてしまった。気がつけば、BSジャパン『昭和は輝いていた』の放送は明日。ついに、「切手」が登場する。 郵趣(切手収集)は、まさに「昭和」の趣味だった。日本切手は明治4年から発行されているが、趣味として盛り上がったのは戦後、1950年代に入ってである。60年代に成熟期を向かえ、70年代に入ると徐々に下降していった。沖縄復帰に伴う琉球切手投機が加熱し、バブルは間もなく崩壊した。私が収集を始めた1977年とはそんな時代だった。 皮肉にも、その後も新発行の記念特殊切手の魅力とクォリティは高まり続けた。第二次国宝シリーズ、切手趣味週間の連刷化、とどめは切手そのものが美術品といえた近代美術シリーズであったろう。 だが、80年代に入った頃からジュニア(18歳以下の切手収集家)が急速に減り、子供や若者の趣味として完全に終わったのが85年だと言われる。80年前
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