東京や千葉の町工場などが開発した海底探査機「江戸っ子1号」が、おととし深海での実証実験に成功したことから、開発グループが事業化に向けての取り組みを本格的させることになり、16日、調印式が行われました。 「江戸っ子1号」は東京や千葉県の町工場などが6年前から開発を進めてきた無人の海底探査機で、おととし11月、房総半島沖の水深7800メートルの海底で生き物の撮影などの実証実験に成功しました。 開発グループでは「江戸っ子1号」を研究機関や企業などに活用してもらうため、事業化に向けた新しい体制を発足させることになり、16日、東京都内で調印式が行われました。 新体制では開発グループのうち、千葉県柏市のガラスメーカーを中心に開発・改良や営業を行い、ほかの町工場が必要な技術や部品を供与します。 すでに事業化の第一弾として、共同で探査機の開発を進めてきた独立行政法人の「海洋研究開発機構」に販売することが決