2017.12.27 だれもが、重病のサインに気づける未来へ ~血圧計と心電計を組み合わせ、疾患リスクを早期発見する~ インタビュー テクノロジー ヘルスケア 健康 生活習慣病 日本人の最高血圧は低下傾向にある。厚生労働省が継続的に行っている「国民健康・栄養調査」によれば、1960年代をピークに、多少の増減はあるにせよ、男女共に下がり続けているのだ。 さまざまな理由が考えられるが、オムロン ヘルスケアの技術開発統轄部で商品先行開発責任者を務める濱口 剛宏は、次のように話す。 「降圧剤の進化はもちろん、何より消費者の健康意識が高まったことが最大の要因だと考えています」。 その健康意識の高まりには、家庭用血圧計の普及も大きな役割を果たしているという。 「私たちは、40年以上にわたって、家庭での血圧測定の普及に力を注いできました。その結果、2016年には全世界で2億を超える販売台数となりました。