3年間に渡ってハイクで書き続けたピチカート・ファイヴ考察。これを書き始めたきっかけはピチカート・ファイヴのUSリリースアルバムを全部 iPodのプレイリストにぶっ込んで「全曲リピート再生し続ける」という作戦を開始したことである。 実はピチカート・ファイヴのUS(海外版)アルバムは、日本版とは選曲が全く異なっており、また日本でのいくつかのシングル曲などが未リリースであるなど、キュレーション的にかなり興味深いのである。その辺の探求から「小西康陽の音楽とは一体何だったのか」を考察した超マラソン連載のマトメがこの記事である。 さて。 高浪慶太郎さんインタビューから4年*1。当時は小西氏との作風と分離するため、ピチカート曲から、あえて高浪さん曲のみ抽出して聴いていましたが、そのような作戦もそろそろ終わり、次は、彼脱退後の小西氏の真髄は何なのか急に知りたくなった。とはいえ小西氏のことである、そうは簡単
1991年に学校を卒業して、僕は会社員になりました。そこでの仕事は、注文住宅の営業なので、休日は火曜日と水曜日、そう、月曜日が週末の始まり、TGIFならぬ、TGIMです(笑) 大学時代から付き合っていた彼女と26歳で結婚して、ままごとのような生活をしていましたが、その彼女が好きだったものの一つが、当時、香港のスターで、四大天王と呼ばれたうちの一人、レオン・ライさんでした。シュッとしたイケメンで、まあ追っかけという訳です。 その彼レオン・ライと、マギー・チャンが主演した映画がありまして「ラブソング」といいます。題名だけだと、同名の映画もいっぱいありますし、今もTVドラマでやっていますよね!この映画は、とても長く3時間を超える長編です。ご存知の方もいらっしゃるかと。 映画「ラブソング」は、僕のとってのNO.1フェイバリットです。 「ラブストーリーの不朽の名作」とも言われますが、「すれ違い、腐れ
著:サカイエヒタ 「いつかは卒業しなきゃ。通過すべき街なのよ」 ジブリ映画に登場する澄まし顔の猫が言い出しそうなこの台詞は、高円寺の銭湯で出会った歯のないおじさんの口から飛び出した。 湯上がりのジュースをすすりながら、人生の先輩の言葉を腹に落とそうと努力してみたが、高円寺にどっぷり浸かっていたそのころの自分にはうまくいかない。 代わりに精一杯うなずきながら、「なるほど、深いっす」とでたらめに答えた。 高円寺に辿り着いたのは必然なのか 新宿駅から中央線で二駅先に、高円寺駅はある。 出版社に勤める28歳の僕は、当時この街にへばりついて暮らしていた。もう10年近く前になる。サブカル好きの親父による幼少期からの英才教育のおかげで、つげ義春やVOWが教科書だった僕は、幸か不幸か、ちゃんと高円寺に辿り着く律儀な人生を送っていたのだった。 高円寺駅には北口と南口があり、駅を中心に商店街が10もある。それ
2018.07.19 20:15 なぜ翻訳でステレオタイプな「女ことば」が多用される? 言語学者・中村桃子さんインタビュー 「日常的に女ことばを使う女性は少ないのに翻訳においてはなぜ常識化しているのか?」という疑問を、SNSで見ることがある。先日も、『NHK短歌』で「いまどきの/女子のことばに/「よ」「わ」「ね」という言葉はないのだ/凛といくのだ」(さいとうすみこ 作)という作品が紹介されたと、同番組で選者を務める松村由利子氏がツイッターで紹介し、少なくない関心が寄せられていた。しかし、映画やドラマシリーズなどフィクションでは女ことばはあとを絶たない。こうした状況について、言語学者として「女ことば」を研究してきた中村桃子さんに話を聞いてきた。(聞き手・構成/鈴木みのり) 女ことばという規範――今回の取材は岩波新書の『女ことばと日本語』を拝読したことがきっかけです。まず本書について、中村さん
1913年(大正2年)の建築というから、京都大学「吉田寮」の建物は今年で築105年になる。現存する学生寮としては日本最古でありながら、今も200人ほどの学生が生活している。庭にはニワトリが放し飼いにされ、クジャクやヤギの姿も見える。玄関には鍵もない。小説家の故・梶井基次郎、ノーベル物理学賞受賞者の赤崎勇氏など、個性豊かな文化人や学者もここで育った。今はいったい、どんな「個性」が暮らしているのだろうか。建物が古くなりすぎたとして、大学側は9月末までの全員退寮を求め、寮生と対立を続けているが、そうした話はしばし休題。きょうは、時代に逆行するかのような寮生たちを紹介しよう。(文・写真:野村幹太/Yahoo!ニュース 特集編集部)
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