先日「なぜ数学は役に立つかどうかだけで語られてしまうのだろうか」というブログ記事を読んだ。 ここでは数学がテーマとなってるが、本質的には何にでも応用できる話だろう。 「数学は役に立つ/立たない」について思うこと - 「数学は役に立つ」というと、その知識が直接仕事に使えなければならないような気になりますが、その狭い意味において数学が役に立つ仕事は限られています。より広い意味での「役に立つ」については、数学に限らず、何かを深く学んだ経験全てについて言えることなんだろうと思います。 何か一つのことを習熟した人は、あらゆる体験から自分が必要とする要素を取りだせる。ヒット商品の開発者が「旅行中の景色をヒントに奇跡的な設計を思いついた」などというエピソードはその好例だ。 にもかかわらず、自分が好きで取り組んでることに対して「何の役に立つの?」と茶々を入れられることは少なくない。そんな発言に苦々しく思っ