ニトリホールディングス(HD)の似鳥昭雄会長は25日の決算発表会見で、アパレル業界で良い案件があれば企業の合併・買収(M&A)を積極的に検討したいとの考えを明らかにした。 同氏は会見で、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で同業界が不況に見舞われていることは「逆にチャンスと考える」とし、「良いM&Aがあれば大いに検討したい」とアパレル業への本格進出に意欲を示した。 同日に発表した第1四半期(3-5月期)の営業利益は前年同期比22%増の372億円だった。外出自粛要請で巣ごもり需要が高まったことや、企業のテレワーク勤務推進により、収納整理品やホームオフィス家具の売り上げが伸びたことが寄与した。2021年2月期の営業益予想は1122億円と、従来予想の水準に据え置いた。