アップルは中国に続きアジアとヨーロッパで決済サービス、アップルペイの導入に向け動いている。国外最大のターゲットだった中国での苦戦を受け、より多くの国を開拓する必要性を感じたのかもしれない。現地のIT大手アリババとテンセント(騰訊)が決済アプリマーケットを掌握している中国では、アップルの神通力も効かないようだ。 アップルは中国銀聯(China UnionPay)と提携し、銀聯(ぎんれん)のデビットカード保有者がiPhoneとiPadで支払いができるようにしている。テック系メディアの報道によると、アップルペイ担当のバイスプレジデント、ジェニファー・ベイリーは「アップルペイを世界の主要マーケット全てで使えるようにしたい」と語ったという。 中国では銀行232行が銀聯カードを発行している。アリババの決済アプリ、アリペイとテンセントのWeChat Payは銀聯の強力なネットワークと連携しておらず、アッ
